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バクタプール市内の25校が共にアルニコ道路の清掃





12月27日 バクタプール市内の25校の生徒約600人がグループに分かれてアルニコ・ハイウェイを8区間に分け清掃を行った。参加者は「協力してやることに意義がある。」「今清掃しなければ、汚染がどんどん進んでしまう。」などと彼らの活動に誇りを示した。また、ある学校の先生は、「社会科の学習、環境科学の実践という観点から積極的に参加した」と語った。作業は早朝7時半から9時まで行い、約10トンのゴミを収集した。





都市美化運動に市長が率先





11月25日 カトマンズ市は、ラトナ公園からバグバザール、ディリバザール、マイチデビ間の路上からゴミや粉塵の徹底除去を目指している。このため市長自らが街頭に立ち、清掃作業に立ち会った。市長は「大都市だけではクリーンシティの実現はできない。すべての関係機関の協力が必要だ。そして政府との協力もすでに得られているし、軍や警察との協力関係ができている」と述べた。メラムチ給水計画により、導水管工事が市内各所で実施されることによる粉塵発生が深刻となっているが、さらに5台の新式散水車が導入され、大気汚染への影響軽減に寄与するという。





清掃用のジェット5台を導入





9月16日 世界清掃デーに合わせて、カトマンズ市は5台の新たなジェット散水機器を導入した。これは、下水管の清掃に使われるだけでなく、街路樹への給水にも使うことができる。また、道路の土埃などの除去にも使用できるので、市内の清掃、緑化等に幅広く活用するという。





首都の河川から31トンのゴミ収集





9月16日 カトマンズ盆地内の河川とリングロードから31トンのゴミが取集・除去された。これは、世界清掃デーの一環として実施されたもので、通常行われている土曜日ごとの清掃ボランティアに加えて多くの参加者があった。市内の公私にわたる26団体、総勢700人による盛大なボランティア活動となった。





ユキヒョウの殺処分数





8月6日 Friend of Nature (FON)の調査によれば、カトマンズ盆地でユキヒョウが人里に出てきた事例は2013年以来で29件あり、このうち殺処分となった数は11頭である。5頭は救助後に森に放たれ、6頭はセントラル動物園に一旦収容した後、森に放たれた。残りの7頭は自力で森へ逃げた。専門家によると、盆地内の宅地開発が活発に行われた結果、自然林に隣接した集落が形成され、ヒョウの出没回数も増えてきた。専門家による救出は必ずしも容易ではないが、救助隊の到着前に住民による殺処分はなくすべきだと主張している。





オリ首相が緑化運動を称賛





6月6日 オリ首相は、世界環境デーにちなんで演説し、ネパールでは薪で調理するなど温室効果ガスの排出では世界に誇れるほど地球環境の保全には貢献している。にも拘わらず、その気候変動の影響を大きく受けていると主張した。彼は、これから実施される100、000本の果物の苗木を植樹するキャンペーンに参加するとして、シンガダルワールで、ライチとアボガドの苗木を他の大臣たちを前にして植樹した。そして国民に対し1家族1本の果樹を植えることを呼びかけた。そしてこれらは将来、家族の食を豊かにするだけでなく、果実の輸出によって国の財政にも貢献するだろうと述べた。





世界環境デーに1500本植樹





6月3日 カトマンズで、世界環境デーの今月5日に1500本の苗木を植樹するべく、市内の32地区の町内および92の学校の責任者を集めて指導した。このイベントのためにすでにそれぞれの責任者に文書で要請してある、と市の環境部長が公表した。またこれとは別に都心部で花ポットを配ったり、特定の区で別途500本の植樹計画もあるという。これは、緑化を推進するキャンペーンのみならず市内の環境汚染を減らす意識付けとしても有効で、植えた街路樹に水やりをする専用車も市では用意したという。





Morangの森林違法伐採1千万ルピー





5月12日 Pashupati地域の森林利用者組合の委員会の一部メンバーが、許可を越えた数量の樹木を伐採し、それを密かに売却したとして上部委員会に調査を要求した。これは一部の委員と役人が共謀してやった盗伐であることが発覚したものであり、違法伐採した木材の一部は売却前に組合事務所が回収したが総額1千万ルピーに及ぶ悪質な犯罪であるという。





ユキヒョウの皮と骨没収





5月8日 ラリトプールで、ユキヒョウの皮と骨を所有していた男を逮捕し、これらを没収した。男は密輸目的で所有していたものであり、全部で重さ5.7Kgにもなり野生生物保護法違反で起訴されると罰金50万ルピーから100万ルピー、刑期5年~15年に処せられる。





サイの不自然死の研究





4月23日 Chitwan国立公園では、サイの不審死が相次ぎ発生し、野生生物保護省は、その原因究明に取り掛かっている。研究によると、1998年以降において少なくとも269頭のサイが原因不明で死亡した。この2年間では38頭に及ぶ。原因究明にはネパールの研究者の他、世界野生生物基金の専門家やイギリスの研究者などが加わっており、サイの食習慣や健康チェックなど多方面の調査を実施する予定である。





トラ観光がBardia国立公園で人気





4月15日 Bardia国立公園ではトラ目当ての観光客が増加しており、この9か月間に15000人に達している。客の滞在日数は4,5日が一般的で、象やジープによるサファリ、ボートによる釣りなどを楽しんでいる。トラの数は、2013年の一斉調査によると全部の国立公園での総数が198頭で、Chitwan国立公園が最も多く120頭、次いで Bardia国立公園が多く50頭、残りは他の3つの国立公園で生息が確認されている。





Chitwan国立公園での野生動物保護活動を強化





Chitwan国立公園では、公園内への不法侵入を防止するための対策を強化している。特に公園内のパトロールは、公園の係員のみならず軍隊の協力を得て夜間のパトロールや監視装置のモニタリングも含めて大幅に監視体制が強化されている。このためこの1年間に密猟事件はゼロとなっている。





大気汚染制御対策を強化





4月5日 森林・環境大臣の環境局に対する大気汚染制御政策の早期実施の指示を受けて、具体策を実施してきた。カトマンズ市内の大気汚染の原因は、自動車排ガスと建設工事による粉塵である。このため環境局は自動車の排ガス検査を昨年11月29日から実施し、しの台数は1234台となったが、このうち565台がテストに不合格であった。また今年度の環境モニタリングして対象とした13のセメント工場、9か所の食品会社、7つの醸造所、6つのホテル等を含む70か所のうち13か所は基準に合格しなかった。このうちの5か所は特にひどかったので処罰された。環境局は、今年度中にカトマンズに4か所、ポカラに3か所の自動大気モニタリングステーションを設置する予定である。





首都の河川と環状道路から11トンのゴミ除去





3月25日 毎週土曜日に行われているカトマンズ盆地内のクリーンアップ・キャンペーンで、昨日は11トンのゴミが取集・除去された。その内訳は、Bagmati川では活動が254週目となり、Pashpati地域で3トン、その上流域で1トン、209週目となるRudramati川、180週目のBishnumati川グループで3トン、50週目となるMinbhawan地区で1トン、さらに環状道路も50週目となり3トンのゴミをそれぞれ除去した。





違法砂利採取





3月6日 Dhading では、Trishuli川の砂利採取が盛んにおこなわれているが、400箇所の事業所が稼働する中で、正式に許可を得ているのは73事業所のみである。このような露骨な違法業者が増加したのは地方選挙の結果によるもので、自治体の取り締まりが十分に実施されていないためだとの指摘もある。





逃走中の野生生物密輸業者を逮捕





3月6日 警察の中央捜査局は、手配中の野生生物密輸取引業者を逮捕した。これはインターポール(国際警察協力)によりネパールで違法取引をした犯人をインドの警察が逮捕し、ネパール警察に引き渡されたものである。NUWAKOT警察が2013年に5頭のトラ皮、7袋の野生生物の骨などの中国への密輸取引を摘発し、犯人は10万ルピーの罰金刑を課せられたが逃亡したものである。





Kamal Pokariで死魚が悪臭





1月26日 Kamal Pokariで大量に死んだ魚が悪臭を放ち住民からの苦情が殺到している。地域の住民によれば、3日前から魚が死んで浮かび始め、急速にその数が増し、悪臭がひどくなったという。専門家によれば、Rani Pokariの改修工事に伴い、全ての魚をKamal PokariとBalaju Baisdharaに一時的に移動したのだが、今冬の極端な寒さによる水位の低下と水中酸素濃度の低下によって大量死したものという。





気候変動に対処する新しい森林政策





1月22日 政府は、気候変動に対処するための公的権限を地方自治体へ移管する新しい政策を決定した。気候変動による影響は広範囲にわたっており、良い影響、悪い影響等さまざまであり、さらには地域によっても異なる問題を抱えているので、きめ細かな対応をするためには技術的にも資金投入の面でも地域ごとの計画を自ら立案し、実施することが重要だ、との判断から打ち出した政策である。





最高裁が大気汚染を素早くチェックする法令を要請





1月15日 最高裁は、カトマンズ盆地内の大気汚染を素早くチェックするために必要な基準値を定める法律の制定を政府関係機関に要請した。職務執行令状を出した対象は、カトマンズ、ラリトプール、バクタプールの各市を含み、首相、環境大臣、環境省、保健省など14の政府機関である。特に建設工事に伴う土砂の取り扱い管理基準や自動車の排出ガスの基準等を明確にし、それらを順守しない工事や車両の差し止めを行えるようにすることが重要な要件であるとしている。現状は市民の健康に危険な状況が数年続いており、今季も同様である。盆地内の大気環境が一向に改善の兆しがないことに危機感を持っての異例の要請である。





ダスト無しのカトマンズを求めて学生が座り込み





1月12日 ネパールコングレス(NC)寄りのネパール学生連盟が、ほこりなどによる大気汚染によりカトマンズ盆地は住めない街と化していることに抗議するため市役所前で座り込みの抗議集会を行った。特にメラムチ上水道計画に伴う道路工事が盆地内の大気汚染を深刻化させている元凶と指摘し、関係機関との対応策協議を早急に実施するよう求めている。WHOの報告にも市内の大気汚染による死亡が年間9000人に達すると指摘されている。





Rani Pokhariの発掘作業





1月3日 考古学局は、カトマンズのRani Pokhariの発掘作業を開始した。これは、地震により被害を受けたために修復強化する目的で工事を開始する前に考古学的研究を目的に湖底の土層を解析するために行われたもので、3か所で深さ1.1mのピットを掘る行う計画である。この池はRANA時代のもので、その時代の遺跡としてそのまま残すことを主張するグループもあり、修復計画が遅れてきた経緯がある。