シックハウス症候群原因物質の調査分析

    近年、室内空気中に含まれる化学物質(ホルムアルデヒド、その他の揮発性有機化合物)による健康被害で、体調不良を訴えるひとが増加しています。これがシックハウス症候群です。厚生労働省は、室内空気中の化学物質の濃度指針値を設定していますが、建築を指導する国土交通省や建材メーカーの監督官庁である経済産業省などが連携してこの問題に取り組んでいます。
 当社は、公的な建築物や新築の住宅のみならず、一般の家庭からのご要望にもお応えして、簡易な分析、検査を行うサービスも提供しております。
 

 シックハウス症候群の症状   __________________________


 シックハウス症候群は、空気中に放散される化学物質を主な原因として起きる病気です。喘息、アトピー性皮膚炎、じんま疹などの免疫的症状、頭痛、肩こり、ノドの痛み、筋肉痛、動悸、うつ、意欲・集中力・記憶力の低下などの神経的症状から、疲れやすい、リンパ節が腫れる、といったものまで様々な症状が現れます。
 空気中汚染物質のある建物の中にいるときだけ症状が出ますが、その場を離れると症状が治まるというのが普通です

 汚染物質の発生源   _________________________

 建築物などに使用されている建材や内装材(ビニールクロス、カーテンなど)、家具、それらに使用されている接着剤・塗料、および一般生活で使用されている薬剤(化粧品、防虫剤、芳香剤、洗剤など)、化学製品、文具類(接着剤、インクなど)、調理やタバコ等の煙の他、屋外で発生する排気ガス等が発生源です。


 採取(サンプリング)方法   _________________________

標準法
(吸引方式:アクティブ法)

・専用器材による採取方法。
・定流量ポンプで、吸着管に一定時間(通常30分)室内空気を吸入し、目的物を吸着捕集。
・文部科学省や国土交通省の施設新築や改修等の竣工検査時に広く採用される。
・空気捕集量が正確で、採取時間が短い。反面、高価で、操作にある程度の技術が必要。

分子拡散法
(拡散方式:パッシブ法)

・チューブに化学物質吸着剤をつめたパッシブサンプラーを、室内に8時間以上(24時間推奨)放置して室内空気中の目的物質を自然吸着させる。
・学校環境衛生の基準による学校教室内での測定に採用されており、病院や一般住宅・マンションの衛生管理にも広く応用できる。
・小型軽量、安価、取り付けが簡単で、場所を選ばず、どなたでも採取可能。

簡易法(検知管)

・専用器材による濃度測定方法。
・定流量ポンプで、検知管に一定時間(通常30分)室内空気を吸入し、呈色反応による目読値で濃度を判定。
・測定はホルムアルデヒド・トルエンの2項目。
・建築現場の施工管理で、シックハウス対象物質の有無の判断に利用される。
・安価、採取が比較的簡単で、測定結果が現場で判定できる。
・精度が粗く、公定法ではないため、指針値に対する評価は出来ない。

 

 分析方法      ___________________________

標準法

ホ ル ム ア ル デ ヒ ド:固相吸着/溶媒抽出−高速液体クロマトグラフ法
VOC
(トルエン・キシレン等):容器採取−ガスクロマトグラフ質量分析法

分子拡散法

ホ ル ム ア ル デ ヒ ド:固相吸着/溶媒抽出−高速液体クロマトグラフ法
VOC
(トルエン・キシレン等):固相吸着/溶媒抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法



 分析費用      _________________________

標準法(吸引方式)
別名:アクティブサンプリング法

ホルムアルデヒド
トルエン
キシレン

別途見積いたします


 当社作業員が試料採取にお伺いします。
1戸あたり2カ所で2回ずつ採取するのが標準的です。

分子拡散法(拡散方式)
別名:パッシブサンプリング法

ホルムアルデヒド
トルエン
キシレン
エチルベンゼン
スチレン

\17,000

(税別)


 当社からパッシブサンプラーをお送りしますので、お客様にサンプラーの設置と採取をお願い致します。

 地域によっては別途送料を戴くことがあります。

 分析項目が左記と異なる場合や当社が設置・採取を行う場合は別途見積となります。

簡易法(検知管)
別名:検知管法

ホルムアルデヒド
トルエン

別途見積いたします


当社作業員が試料採取にお伺いします。
1戸あたり2カ所で2回ずつ採取するのが標準的です。


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 室内空気中化学物質濃度の指針値(厚生労働省)

化合物名

指針値

μg/m3

ホルムアルデヒド

100 ( 0.08 ppm )

アセトアルデヒド

48 ( 0.03 ppm )

トルエン

260 ( 0.07 ppm )

キシレン

870 ( 0.20 ppm )

エチルベンゼン

3800 ( 0.88 ppm )

スチレン

220 ( 0.05 ppm )

パラジクロロベンゼン

240 ( 0.04 ppm )

テトラデカン

330 ( 0.04 ppm )

フタル酸ジ-n-ブチル

220 ( 0.02 ppm )

フタル酸ジ-2-エチルヘキシル

120 ( 7.6 ppb )

クロルピリホス

1 ( 0.07 ppb )

小児:0.1 ( 0.007 ppb )

ダイアジノン

0.29 ( 0.02 ppb )

フェノブカルブ

33 ( 3.8 ppb )

総揮発性有機化合物

400 [ 暫定目標値 ]


μg/m3 ppmppbは、25℃の場合の換算値

1ppb 0.001ppm

フタル酸ジ-2-エチルヘキシルの蒸気圧については1.3×10-5Pa25℃)〜8.6×10-4Pa20℃)など多数の文献値があり、これらの換算濃度はそれぞれ0.128.5ppb相当である

シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会中間報告書その4
(平成141月,厚生労働省)による





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