アスベスト(石綿)の分析

   アスベストは熱に強い天然の繊維として古くから工業材料として利用されてきました。しかしながら細い繊維クズとして空中に放散され、それが人間の肺に吸い込まれた場合、肺の内壁に突き刺さり、その量が多いときは肺気腫を引き起こし、更には肺がんへと病状が進行する、危険な物質ということで、以前から一部産業を除き使用が禁止されていました。その後更に規制が強化され、平成17年に全ての分野で使用が禁止され、使用中のアスベスト混入資材は速やかに回収、処分することが法制化されました。
 当社は最新鋭の分析装置を配備し、精密な分析を実施するだけでなく、危険な建築物の解体作業中の大気のサンプリングのご要望にもお応えしています。
 
 


 
アスベストの分析は主に次の2種類に大別されます。

 1.建材(壁材や吹き付け材)に含まれるアスベスト
 2.空気中に含まれるアスベスト

 空気中とは、一般大気もありますが、建築物の解体やアスベスト除去工事中の作業現場の空気の場合もあり、当社ではその空気サンプリングも行っています。

大気中のアスペスト

 分散染色分析法

 平成20年2月6日付けの厚生労働省労働基準局通達によれば、これまで建材等に使用された石綿は、主にアモサイト、クリソタイル及びクロシドライトの3種類とされていたことから、調査・分析もこの3種類に限定されてきましたが、最近になって、建築物における吹付け材からトレモライト等が検出された事案があることが判明し、石綿ばく露防止対策等に万全を期す観点から、今後の分析調査においては、アクチノライト、アンソフィライト及びトレモライトを含めた6種類とすることになりました。 
 
透明化処理

低温灰化

分散染色

 顕微鏡観察

下の写真は、分散染色法による位相差顕微鏡写真です。
クロシドライト(青石綿) アモサイト(茶石綿) クリソタイル(白石綿)
   クリソタイル  アンソフィライト トレモライト ― アクチノライト  


 X線回折法

 結晶を形成する分子は、元素の配列の違いや同一結晶格子点に位置する元素の置換等により、X線を当てた時の屈折、反射度が異なります。この性質を利用する分析法がX線回折法です。
 右の写真はその分析装置、下図は6種類のアスベストの分析事例を示すものです。
 
]線回折装置



アスベスト分析価格
 分析項目  標準価格(税別)  摘   要
 建材中のアスベスト  50,000(定性分析) 〜 

   100,000円(定量分析)

 分析方法によって価格が異なります。

 試料採取費は含んでおりません。
 
 詳細はお問い合わせください。



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