ネパール環境の話題 ’12 


 電子廃棄物の処理に行動を   ( eKantipur より )
2012年12月30日 今日ではコンピューターや形態電話は一般に普及していて、珍しいものではなくなった。それに伴って大量の電子機器の廃棄物が発生し始めている。廃棄物管理法2011でさえこのことに着目してはいなかったが、これらの機器に含まれている貴重な資源を単にゴミとして処分するのではなく貴重な貴金属などのリサイクルを考慮した回収システムの構築が急がれる。さらにはこのような機器には健康に有害で危険な物質も含まれているために適正な回収をせずに廃棄することは、危険でさえある。

 廃棄物管理法の実効性を病院で実態調査   ( eKantipur より )
2012年12月22日 昨年施行された廃棄物管理法によってカトマンズ市内の病院から出る医療廃棄物の処理システムがどのように効果的に安全に行われているかを調査した。調査が行われたのは、カトマンズ医科大学、ネパール医科大学、ビルホスピタルで、いずれも危険な伝染性の廃棄物については、電気的に無害化したり、適正に収集処理されていた。全国的には200個所以上の医療研究機関が不適正な処理があったとされ、罰金や実刑が科せられたり、業務停止処分を受けたという。毎年13613トンの医療廃棄物が発生すると見積もられており、政府はその70〜95%が適正に処理されていると見ている。

 気象変動の影響に対応する政策   ( eKantipur より )
2012年12月22日 南アジアにおける貿易、機構変動及び食糧安定に関する会議がカトマンズで開催されたが、結論としてこれらの諸問題について南アジアでの監視機構とそれぞれの国での積極的な政策が不可欠だと強調した。また食糧の増産体制を確立するためにも遺伝子技術などの開発と普及に努めるなど、気候変化適合のためのプロジェクトの推進が求められる、と指摘している。

 環境宣伝の問題点   ( eKantipur より )
2012年12月2日 近年、特にこの10年あまりは、環境問題が国際的にも国内的にも社会・経済に与える影響が大きいことを示している。新しいビジネス形態が生まれ、環境にやさしい商品というものも次々現われ、消費を促している。これらは従来の消費パターンを変える効果がある。企業のこうした宣伝は住民の環境意識を強め、市民の生活パターンにも強い影響をもたらしている。

 カトマンズの街路樹構想がスタート   ( eKantipur より )
2012年11月29日 カトマンズ郊外道路沿いを緑地帯にするべくキャンペーンがはじまり、若者達が積極的に街路樹の植樹を開始した。しかし、一方では、環状道路の拡幅工事で大木が次々に伐採されるという事態も生じている。キャンペーンはカトマンズのコテスワールからバクタプールに至る街路沿いで、予算は全体で250万ルピーであり、90万ルピーをカトマンズ、ティミ、バクタプールが負担し、残りを政府が拠出することになっている。

 固形廃棄物管理に強力な施策を   ( eKantipur より )
2012年11月25日 カトマンズのゴミ処理システムは、しばしば収集人のストライキなどで収集を停止したりして混乱する。先進諸国では生ゴミの割合が非常に低く、アメリカでは30%程度で、中国でも50%であるのに対してカトマンズでは70%にも及ぶ。これは、分別処分のシステムが確立されていないためである。再資源化できるものを分別して収集するルールが確立していないために全てのゴミが生ゴミと一緒に捨てられ、処分場に運ばれ埋めたてられてしまう。行政はリサイクルに寄与している労働者の質を高め、優遇する政策を早急に実行すべきである。そうすることでリサイクル率を高め、ゴミ処分場に運ばれるゴミの量を減らすべきである。

 排気ガス規制強まる ( ネパールニューズレター より)
2012年11月   政府は近年の車の爆発的増加に伴う排気ガスによる環境汚染を減少する為、従来の法律に変わり、EURO V Standardと呼ばれる新しい基準を設けることになった。新しい基準によれば、乗用車は2.3gm /km モーターバイクは2.0gm/km の一酸化炭素の排出規制となる。このため約5000の車が税関で止められ、2103台がこの新し規制に適合しなかった。なお、過去に輸入された車は問われない。

 太陽光発電機を大学図書館等に設置   ( eKantipur より )
2012年11月19日 大統領官邸とトリブバン大学図書館に太陽光発電機が設置された。電力の慢性的な供給不足を補う意味で設置されたものである。大学に設置したものは出力24KWで850万ルピー、大統領官邸のものは、14KWで540万ルピーである。このあと首相官邸などにも設置の予定があり,総額2億ルピーの予算規模である。

 首都清掃計画がゴミ箱紛失で痛手     ( eKantipur より )
2012年10月31日 カトマンズでは、清掃目的で市内の路上に配置されていたプラスティック製の大型ゴミ箱が約500個が紛失している。これは中国の援助で2010年に4,000個を市内に配置したものであるが、市民が間違えて石炭の燃え滓を捨てて火災になり廃棄した例もるが、大部分は盗まれてプラスティック再生業者に売りさばかれたものとみられる。この防止策として、当局は悪質な犯罪として十万ルピーの罰金または懲役3年の刑にする事にした。

 ゴミが路上にあふれる     ( eKantipur より )
2012年10月31日 ダサインの祭りのために、1週間分のゴミがカトマンズの路上に堆積し、悪臭を放っている。祭りの期間中のゴミは普段よりも増えるのにもかかわらず、ゴミ収集作業を休むのは業務怠慢だとの市民の指摘に対して、当局側は最終処分場のある村の住民がダサイン期間中のゴミの持ち込みを拒否したためだと説明している。

 野性の象の脅威     ( eKantipur より )
2012年10月4日 政府は、2017年を目標に飲料水と公衆衛生の施策を実現させるためのキャンペーンを開始する。このために10月5日からカトマンズ市内に12の関連団体を召集し、様々なプログラムを協議する。ネパールは2010年の人権と衛生に関する国連宣言に署名したものの、これまでは具体的で十分な行動をとらなかった。

 飲料水と公衆衛生キャンペーン    ( eKantipur より )
2012年10月4日 ChitowanのMadiとLother地区で、野性の象が群れで暴れまわり畑の作物を荒らし、住民に脅威となっている。この群れはインドの森林からやってきたとみられ、20間以上も前から居座っている。このような騒ぎは毎年のように繰り返され、過去3年で死者12人を数える。住民は森林管理委員会に対策を要望しているが、委員会は手に余る課題としている。住民側は電気柵の設置や溝堀りなどを要求しているが実現していない。そのため軍や警察、住民等が総出で空砲を鳴らすなどして追い払うものの米作などの被害面積は拡大している。

 抗生剤や農薬に汚染されている食物 ( ネパールニューズレター より)
2012年9月  食物管理分析所の調査結果に寄れば、カトマンズ市内で売られている農産物の大半が抗生剤や農薬に汚染されていることが判明した。たとえば、ミルクの場合、120のサンプルのうち67個がEU基準(4ppb)を大幅に越える300ppbあり、鶏肉では、50個のうち10個が高い値で汚染されていた。

 トラを退治  ( Nepalnews.com より)
2012年9月30日 Salyan郡Khalanga村で、9月30日朝、トラの襲撃により2人が大怪我をした。トラは近隣の3村に出没していることが確認されたが、スリナガル市場で遂に惨事となった。このため大勢の村人が集まり協力してトラを退治した。怪我をした2人は病院で治療を受けている。

 プラスティックのリサイクルは可能     ( eKantipur より )
2012年9月25日 プラスティック工業会は、プラスティックのリサイクル体制は整っている、と発表した。それが未だに実施されていないのは廃プラスティックの回収体制が整っていないためである。既にネパールで生産されているプラスティック製品は、パイプ、袋、ペットボトルなど多品目にわたっており、その一部はインド、ブータン、パキスタンなどに輸出している。しかし原料の輸入には課税されるなどのコストがかさみ経営は楽ではない。廃プラスティックを原料とすることができればコストダウンにもなり、適正な回収制度の確立が期待されている。

 世界サイ保護日  ( Nepalnews.com より)
2012年9月23日 「5種のサイよ永遠に」 というテーマで第3回世界サイ保護日の祝いがChitowanで開催された。この日サイの保護にかかわっている組織や個人が集まり、早朝ラリー、相互交流、弁論大会等が行われた。Chitowan国立公園には503頭のサイが生息していると見られており、2008年と比べると95頭増加している。しかし、最近でも角を狙った密猟はしばしば摘発されており保護活動は欠かせない状況にある。

 WWFが自然保護賞を発表  ( Nepalnews.com より)
2012年9月23日 WWF(世界自然保護基金)は、今年の自然保護賞の受賞者を発表した。受賞するのはDang地区のKalika地域林、Langtang保全協会、ChitowanのNanda Box Batallionなど3団体の他、自然保護に功績のあった個人3名、他にジャーナリスト2名と発表された。授賞式は24日(日曜日)にカトマンズで行われる。

 カルナリの川イルカが生存の危機     ( eKantipur より )
2012年9月2日 カルナリ川に生息するガンジス川イルカが毎年減少し、生存の危機にある。トリブーバン大学の若い研究者によると、1982年に実施された最初の調査では24頭、1984年には20頭、1994年には7頭と激減した。その原因としては河川の水質汚染や漁業活動の活発化による餌不足、さらには水深の平均が2メートル下がったことなどが考えられているが、貴重な生物の保護のためにサイやトラと同様にもっと継続的な調査が必要だと政府筋に訴えかけている。

 ユキヒョウに脅威     ( eKantipur より )
2012年8月19日 ユキヒョウの餌であるノムシタケYarshagumbaが過剰に採取されるためユキヒョウの棲息環境に脅威となっている。どちらも海抜4000メートル付近に住む植物と動物であり、人間の侵入によってその棲息が脅かされている。またユキヒョウは違法に狩猟され中国へ密輸されていて、生息数も激減していると推定されているものの、政府はこの希少動物の生態調査や個体数の調査を実施せず、保護活動にも消極的だと、野性生物保護団体の専門家が訴えている。

 アンナプルナ保護区域の管理が存続の危機     ( eKantipur より )
2012年8月8日 政府は、National Trust for nature Conservation(NTNC)の権限を延長することを決定したけれども、Annapurna Coservation Area Project(ACAP)の下の地方自治体が彼ら自身の権限を主張している。1986年に設立されて以降、3回目の管理期間延長なのだが、最近10年の実績と伝統をもとにさらに10年の権限延長を申請したものの、ACAPの抵抗にあい、政府は、暫定的に6カ月間の延長を認めたのみで、その後の管理権限をめぐって駆け引きが続いている。

 チトワンでサイの脅威     ( eKantipur より )
2012年8月8日 チトワンのGunjanagar 村では、10数頭のサイが農地を荒らして住民たちは恐怖におののいている。サイたちは農地を荒らすだけでなく、住民を襲うこともあるという。地区の森林事務所に危機を訴えているが、一向に埒が開かず、村人たちは、夜にトーチをともしてサイを追い払っているが効果はないという。

 カトマンズの大気汚染を減量する処方箋     ( eKantipur より )
2012年7月31日 カトマンズ盆地の大気汚染は、アジアでも最悪だと言われているが、今回、デリーに拠点を置く科学環境センターの専門家を招き、ネパール環境ジャーナリストフォーラムと共催で「南アジアの都市における大気環境と交通管理への挑戦」と題してシンポジウムが開催された。カトマンズ市内の交通移動の現状は63%がバス利用であり、歩行者と自転車によるのは約4分の1で、専門家はこれは世界的に低カーボン排出で理想的で継続可能な状況と見てよい。内燃機関によらない車両への転換、歩道の整備、公共輸送機関を充実させて交通渋滞を削減するなどして有害廃棄物の排出を制御することが重要である、と指摘する。

 女性の森林管理への貢献     ( eKantipur より )
2012年6月24日 女性が森林の適正な管理に日頃から関与していることへの正当な評価がなされていないという。このような視点から研究者と農業と天然資源管理に関する女性権利保護のための団体が協力していくことを約した。しかし社会的、政治的にはまだ十分に認知されておらず、公式な支援計画には盛り込まれなかったが、今後も市民レベルへの周知を図るため戦略的活動が必要としている。

 蘭密輸の新しい手口     ( eKantipur より )
2012年6月24日 紅色紫檀やセンザンコウ、蘭などの密輸の新しい手口として、ドラム缶に密閉して運搬する違法輸出業者が摘発された。警察はこの新しい手口による蘭の密輸をメディアに公開するとともに、今後も厳しく摘発することを宣言した。

 ゴミ収集料金     ( eKantipur より )
2012年6月24日 カトマンズ市当局はゴミ収集にかかる料金設定を行い発表した。これによると、この規則は新年度から実施する予定で、一般家庭は一月当たり250ルピー、商店は300〜500ルピー、学校や大企業は1,000〜5,000ルピーとなる。また有害な廃棄物を発生する大病院は50,000ルピーと高額に設定された。廃棄物の多い企業や病院の近くには収集のための大きな容器34個が用意されているが、制度のスタートとともに順次増やす予定である。すでに違法投棄には罰金が課せられる制度がスタートしており、ごみ有料化の徹底によって都市環境の保全が期待されている。

 深刻な森林破壊に曝されたChure地区  ( Nepalnews.com より)
2012年6月21日 Sunsari県のChure地区では度重なる地すべりによって、肥沃な土地を失うばかりでなく地域の森林破壊が加速されており、これによって貴重な植物や保護すべき動物が急速に減少している。さらに集落の一部も危険に曝されており、何らかの対策が必要だと住民や地方自治体が訴えている。

 飲料水由来の病気の危機     ( eKantipur より )
2012年6月20日 モンスーンの季節の到来と共に、カトマンズ盆地内では飲料水が原因で発病する病気が増えつつある。下痢、コレラ、腸チフス、A型及びB型肝炎、マラリヤ、デング熱、日本脳炎などである。医師などの専門化は、個人的な予防として手洗いの励行、清潔な飲食物の摂取を心がけるなど個人の自衛策を呼びかけているが、水道水の汚染の恐れも考えられるとしている。

 バグマティ川祭りがスタート     ( eKantipur より )
2012年6月10日 バグマティ川祭りが、土曜日から始まった。これはネパール河川保全連合の主導で実施されるもので、75日間にわたる期間で河川の水質保全に資するため水源の保全や流域河岸の不法占拠者の排除作戦、住民への教育宣伝活動などの事業が計画されている。1ヶ月前には市内中流域で不法に河川敷で居住している住民の排除が実施され、活動の効果を示したが、さらに下流域の方でも同様の処置をすべく計画している。また、この組織はパシュパティナートより上流域の下水道整備により下水流入防いだなどの実績がある。

 グリーン・エコノミー     ( eKantipur より )
2012年6月7日 今年の世界環境デーは、テーマとしてグリーン・エコノミーが提唱されている。これは、環境保全と経済発展を目的として農業や林業などの地域経済を活性化し、都市の若者と農村の仕事を合体させたり、湖水を利用した産業の育成、カーボン・ニュートラルなエネルギーの活用技術の普及といった様々な活動を通じて地域経済の活性化を図ろうというもので、資源の有効活用と生物多様性の保全という両面から環境に整合した経済発展を目指すものである。

 世界環境デーのイベント    ( eKantipur より )
2012年6月6日 6月5日は世界環境デーで、これに合わせた催しはーがいろいろ実施された。自転車を使うことで環境保全に貢献しようとの趣旨で自転車ラリーが催され、学生や学者をはじめ多数の若者が賛同し、バッタライ首相もこれに参加した。首相は、演説のなかで、今年の山岳地域国際会議での要請を受けて、具体的な環境整備事業をはじめることを強調した。身近なことでは、道路のゴミ拾い作戦から森林保全や動物園による生物保護などのグリーン・エコノミーを活発化させる、という。また、写真展などを通じた普及活動、エコツーリズム、芸術活動グループ、ジャーナリストなど、環境をテーマに活動を実施したグループの表彰を行った。

 ゴミ収集が再開され安堵    ( eKantipur より )
2012年5月24日 カトマンズでは、ストライキの影響で4日間ゴミ収集がストップしたためまたも路上にゴミの山ができたが、ストライキの終了に伴い収集が再開された。埋立地のSisdoleでも、地元の活動家がゴミ搬入者を妨害したが、これは連邦制の導入を求める政治活動のシンボル的な理由によるもので、すぐに収まった。2011年に改正された固形廃棄物管理法の妨害規制が効を奏していることの証であり、今後も重大な支障が生じないだろう、と市当局の担当者は説明している。

 小型哺乳類の保護    ( eKantipur より )
2012年5月20日 レッドパンダ、ヒスピッドウサギ、カワウソなどの小型哺乳類は、ネパールに棲息している208種の哺乳類のうち145種にのぼる。国はトラやサイなど大型哺乳類の保護には熱心で予算もそれなりに支給されているが、小型哺乳類の保護にはまだ有効な保護政策をとっていない。これらの小型哺乳類は、大型種の餌でもあり、気象環境変化にも弱いので、これらの減少は直接間接に大型哺乳類の生存にも影響を与えるものである。この観点からも小型哺乳類の調査研究、保護などにもっと積極的に予算措置をとるべきだと研究者は訴えている。

 ヒマラヤの温暖化速度は速い    ( eKantipur より )
2012年5月18日 過去25年間の観測データによると、ヒマラヤの年間平均気温は1.5度上昇しており、1年当たり0.06度の上昇を示す。これは世界平均の3倍の値であり、温暖化がより早いスピードで進行していることになる。これを裏付けるように、農業の作付け次期も4.7日早まってきたことがわかった。氷河の後退はこれまでも指摘されてきたが、気温のデータとして証明されたのは今回が初めての研究成果で、3人のネパール人研究者が学術誌に発表するとともにハーバード大学で公表した。彼らはこの気温変化はヒマラヤ地域の様々な動植物にも影響を及ぼすことが予測され、一層のモニタリングによる研究が必要であると指摘している。

 廃棄物不法投棄で投獄    ( eKantipur より )
2012年5月3日 カトマンズで、公共の場所にゴミを不法投棄したとの理由で3人が逮捕された。警察は、このうちの首謀者1人を事前に警告をしたにもかかわらずこれを無視して違法行為を繰り返したとして逮捕起訴した。彼は、プロのゴミ処理業者であって、処分代金を一般住民から徴収していたにもかかわらず、違法にバグマティ川に投棄したもので特に悪質とみられ、不法投棄によって投獄される第1号になると見られている。警察によると先月1ヶ月間で一般人で不法投棄により罰金500ルピー以上課せられたものは100人に達した模様である。

 WWFのグリーン・ハイカーがゴザインクンド旅行  ( Nepalnews.com より)
2012年4月20日 WWFによって組織されたグリン・ハイカーのグループ10人が、ゴザインクンドを旅行し、その過程で様々な環境キャンペーンを行った。このルートは観光客の多い道で、ゴミが多く,これらを収集して処理したり、リサイクル可能なものはカトマンズまで持ちかえった。彼らはまた、食糧なども現地で調達できるものは現地で買い求め、ゴミとなるものをもちこまない、ということも実践した。彼らは、年に3回行われる大きなお祭りの時にもこのようなグリーン旅行を企画して、環境保全に協力することを国立公園の管理事務所側と合意した。 

 アパ・シェルパがヒマラヤ気候連携開始    ( eKantipur より )
2012年4月26日 ベテランのエベレスト登攀者として有名なアパ・シェルパがネパールの東西に1555キロに及ぶ長距離の山旅を通じて,通過する村村で気候変動が及ぼす悪影響やそれに対する備えなどを訴えて、広い範囲のヒマラヤ気候連携を呼びかけてきた。1月15日に出発したこの旅行は完了したが、今後は旅行した山岳地域における観光開発などを通じて、より具体的な地域開発を促進しつつ、気候変動に伴う農業生産性の悪化などに対応するような連携事業に着手したい意向だ。

 気候変動対策に共同歩調を呼びかけ  ( Nepalnews.com より)
2012年4月21日 環境問題の専門化グループは、今後ますます増大する気候変動の影響に対処するため政府と専門化が共協力し合う体制を作るように呼びかけた。「ネパールにおける気候変動、農業、食糧安全保障の科学-政策方針」を一般国民に知らせて問題の重大性を認識させると共に、必要な政策を打ち出すことに互いに協力することを提案している。 

 鹿の密猟者を逮捕    ( eKantipur より )
2012年4月17日 Kaskiに設定されている保護地域の中で鹿を密猟した3人を逮捕した。彼らの目的は、鹿肉を売ることであった。警察は20個の銃弾その他の狩猟用具を押収した。アンナプルナ地域は絶滅危惧種のジャコウジカの生息地であり狩猟禁止、野性生物保護の対象地域となっている。

 憲法制定会議メンバーと環境専門家が協議  ( Nepalnews.com より)
2012年4月17日 憲法制定会議メンバーと環境専門家が気候変動に関する経済、社会問題を協議した。その中で強調されたことは、農業と食糧安全保証に関するもので、食糧生産システム、天然資源管理システムは気候変動によって大きな影響を受けるので、この課題を含めた経済問題に国の政策がどの様に対応できるかが議論された。 

 クリーンカトマンズキャンペーン-2068 終わる    ( eKantipur より )
2012年4月12日 カトマンズで首相のBaburam Bhattaraiが提唱して4月6日から1週間行われていた「クリーンカトマンズ、われらのカトマンズ キャンペーン-2068」が終了した。この間、道路やバグマティ川などの清掃活動を行い、それなりにきれいになったが、まだ十分ではないので、今後も継続することが必要だと首相は述べた。参加したのは、首相をはじめ、家族、秘書官、メディァ関係者、カトマンズ市役所職員、軍人、その他様々な団体の役員などであった。

 首相の清掃運動が汚れを増加させた    ( eKantipur より )
2012年4月10日 カトマンズで首相のBaburam Bhattaraiが提唱して国民的ボランティアキャンペーンとして行われている首都清掃運動によって首都圏に「汚れ}を持ち込んだ、と市当局者は主張した。この活動のための手袋とマスクの購入の120万ルピーを巡って背任横領があったという。供給業者はこれらの商品販売ではあまり知られていない会社で、しかも購入単価が市価の5〜6倍であり、不透明さは明かである。

 森林利用者が伐採で逮捕される   ( eKantipur より )
2012年4月10日 Argakhanchi,Thadaの地域森林事務所は、Restrapachi Chure 保護区の裸地化の嫌疑で森林利用者団体の責任者2人を逮捕した。この地域は水源保全のために保護されているため伐採は禁じられているにもかかわらず、巡視の結果、250本の丸太が見つかり、そのうち100本ほどには化学薬品がぬれれていて、焼けたように見せかけてあった。調査の結果、これまでに約2000本の材木密輸されたとみられ、これに利用者団体の幹部が共謀していた。

 押収された紅木紫檀の管理   ( eKantipur より )
2012年4月1日 警察署が押収した密輸関連の紅木紫檀は、201トンに及んでいるが、放置したままであるため腐敗が進行する。これらはインドから密輸入されたものなので原則としてインドに返送することになるのであるが、返送が確定しているのはそのうちの8トンのみで、他は決まっていない。これらをネパール国内で活用するには法改正が必要である。またその際の価格についても決まったルールがない。国内の評価額は1Kg当たり800ルピーというが、本来は中国へ輸送される目的であったものを国内で押収した経緯から考えると中国並みの価格で評価してみるとその10倍以上はするだろうと見られている。

 山火事多発   ( eKantipur より )
2012年3月30日 米国NASAが提供する衛生写真データによれば、3月28日にネパール各地で発生した野火、山火事は86箇所で、過去最多記録であった。写真にはカトマンズ付近での山火事も写っている。毎年この季節には山火事が多発しており、年間発生の83%、その面積は数百ヘクタールにも及び、貴重な森林資源が失われている。

 バグマティ川を清掃するロボット   ( eKantipur より )
2012年3月7日 バグマティ川が昔のように綺麗で神聖なものに蘇えるに、との思いから工科系の学生がロボット競技を行う。川辺の分解性、非分解性ゴミをロボットが集めて、そのうち有機性のものは岸辺の緑化のための肥料として活用するもので、スローガンとしては「クリーン バグマティ クリーン カトマンズ」を掲げている。このイベントは2004年に全国12の工科大学が参加してスタートしたもので、今年は17の参加校を数えている。それぞれ3分の持ち時間内で任務の遂行具合を競うもので、プルチョク校、科学技術省、ネパール河川保護協会、自由学生連合などが主催している。

 樹木の伐採が鳥たちを追いつめる   ( eKantipur より )
2012年3月4日 カトマンズ市内では、道路拡幅工事のために道の両側にあった並木を伐採する場所がたくさんあり、これにより鳥たちの生活の場が失われ生態系を破壊している。盆地内では37種の野鳥が生息しているが、これらの生物環境に対して復元不能な悪影響を及ぼしていると見られる。市内には4箇所しか公園緑地がなく、街路樹は貴重な緑地帯であるけれども、当局者は無関心のようである。

 ポカラの若者がハゲワシ保護運動   ( eKantipur より )
2012年月4日 Kaski ポカラでは、ハゲワシ保護に若者達がキャンペーンを実施し話題を呼んでいる。ハゲワシの保護には環境保全が必要不可欠であることを住民達に訴えて、活動を続けている。二年前には10羽ほどしか確認できなかったが、現在では同じ場所で30羽から40羽の棲息が確認できるほどになった。それはこの5年間続けてきた保護活動の成果であり、観光旅行にも貢献したといえる。

 地域森林利用者団体が木材密輸業者の厳罰を要請    ( eKantipur より )
2012年2月4日 Dangの地域森林利用者団体は、このままでは地域の森林が破壊されてしまうとして、木材密輸業者の厳罰を要請した。業者の誘いに協力した森林管理者を解任、処罰したものの、相変わらず業者の暗躍は止まらないため、業を煮やした住民達が中央政府に直訴に及んだものである。

 空気の品質指標     ( eKantipur より )
2012年2月1日 カトマンズ盆地の大気汚染は、エール大学とコロンビア大学による環境パフォーマンスイ・ンデックスにおいて調査された130ヶ国の中で、インド、バングラディッシュに継いで世界で三番目に悪い状況であることが示された。調査の内容は病気の環境負荷、水質、大気汚染、水資源、生物多様性など10項目のカテゴリーと22のパフォーマンス指標によって評価されたものであり、スイスのダボス会議において公表された。

 白檀の密輸にバイク利用   ( eKantipur より )
2012年1月30日 Kavreの警察署は、白檀の密輸に関与している男三人を逮捕するとともに紅木紫檀を押収した。かつてはトラックで輸送していた密輸グループは、道路検問をまぬがれるようにするためにバイクを使って少量ずつ運ぶように仕組んだ。こうした違法な運搬に係わっていたバイクは10台から20台におよぶという。

 気候変動の影響    ( eKantipur より )
2012年1月12日 Apa Sherpa(51)は、豊富な登山経歴によって知り得たヒマラヤの氷河の変化を欧米各地の都市で講演し、気候変動がヒマラヤの環境に重大な影響を与えていることを訴えた。過去30年間に減退した氷河の実態、氷河湖の状況、積雪量の変化など、さらにはそれらが農業や地域住民の暮らしに与える影響なども、著名な旅行者などに訴えた。

 サイを救う女性パトロール    ( eKantipur より )
2012年1月5日 NAWALPARASIでは、地域の女性たちがサイを保護するためパトロールをすることが公式にルール化された。これによって部外者が密漁のために地域林に侵入することを防御する効果が大きいとみられている。

 森林が侵害される    ( eKantipur より )
2012年1月2日 パルディア地区で、地区森林内に800個の小屋が建てられ、75ヘクタールの森林が侵入者により荒らされてしまった。土地を持たない農民が不法に森林内に入り不法に開墾した結果である。

 プラスティック廃棄物から油を    ( eKantipur より )
2012年1月1日 外貨の乏しいネパールが石油の輸入に何億ルピーも使っているが、プラスティックごみから石油を作る日本の技術を導入すればカトマンズ盆地で毎につ発生する36トンのプラスティックごみが石油に化ける。このような技術の導入を図るように日本の専門家がネパール政府当局にアピールした。