ネパール環境の話題 ’11 


 ワニを保護するレンジャー    ( eKantipur より )
2011年12月31日 チトワンのラプティ川に生息する世界最大のワニを12人のレンジャーが船で調査した。レンジャーは、4人一組で、月に4回のペースでワニの生息数の確認、旅行者や住民による環境悪化、釣りや放牧状態など生息環境の状況を調査し報告する。これには、関心の高い住民にもモニタリングの訓練をして保護に役立てる教育目的も含まれている。

 象の糞で紙製品を    ( eKantipur より )
2011年12月25日 チトワン国立公園では、野生生物の保護と観光事業促進のため象の糞から紙と紙製品を手作業で造り、これを販売している。これにより糞害による環境悪化を防ぐことができ、また地域住民に仕事を作り出すことができ一石二鳥である。紙製品としては日記帳、封筒、紙箱、ノートなどがある。

 不法な地下水汲み上げ    ( eKantipur より )
2011年12月21日 カトマンズ盆地給管理委員会によれば、盆地内の不法な地下水汲み上げ率は非常に高い。毎日全体として800億リッターの地下水利用のうち700億リッターが不法な汲み上げである。政府は100メートルよりも浅い地下水を許可なしでくみ上げることを禁止としている。この不正利用者リストには有名ホテルや学校、官庁、病院、ミネラルウオーター会社などもあり、これらの汲み上げ機関には毎月5万ルピーの支払いをするよう要求している。過剰な地下水くみ上げにより、地下水位は毎年2.5メートルの速度で低下している。このため使用水量を抑制するためポンプにメーターを設置することを義務付ける方針である。

 ビシュヌマティ川沿いの改善    ( eKantipur より )
2011年11月28日 ビシュヌマティ ー カリマティ地域は、カトマンズ市内でも特に汚染のひどい場所であるが、不法に投棄されるなまものが川原にあふれているためである。しかし、この川沿いに道路が整備され、公共トイレが設置されたり公園ができたりしてから住民の意識も変化してきた。よい環境を維持することの大切さを理解し、不法投棄を抑制する効果も現われてきた。

 ジャコウジカの新種発見    ( eKantipur より )
2011年11月20日 Kaskiからの報告によれば、アンナプルナ地域で絶滅危惧種のジャコウジカの調査チームが新種を発見した、と伝えている。ジャコウジカには3種類あり,今回発見されたものはそのどれにも属さないものだ。ジャコウジカは、ネパール各地の自然公園に生息していて、約3000頭と見られているが、香水や薬用として高値で取引されるため数を減らしている。

 棄物投棄違反で住民逮捕    ( eKantipur より )
2011年11月18日 カトマンズで、公共の場所にゴミを不法投棄したとの理由で住民5人が逮捕された。決められた容器に入れなかったためで、5人はそれぞれ罰金5000ルピーを課せられた。警察当局によれば、この他に32人が警告を受けたという。当局は朝7時までに所定の場所に出すように指導しているが、これに従わない住民がいるため強権発動に至ったという。5月26日に議会を通った条例によれば、違反者には最高十万ルピー、または懲役3ヶ月を課すことになっている。

 野性の象が畑を荒らす    ( Nepalnews.com より )
2011年11月11日 SAPTARI地区で、保護対象とされている7頭の野性の象がバナナ畑に侵入し、荒らしまわった。軍や警察、住民等が総出で追い払ったものの被害総額は150万ルピーにのぼった。

 ムスタンで3匹のユキヒョウ    ( eKantipur より )
2011年11月16日 Mustangで環境保護論者のひとりが3匹のユキヒョウを確認した。ユキヒョウは絶滅の危機にさらされている動物で、保護が必要である。標高5,000m〜6000mに棲息していて、国内全体で300〜500頭くらい生息していると推定されている。

 ハゲワシ・レストラン    ( eKantipur より )
2011年10月25日 KaskiのBharawat Setibagarでは、ハゲワシ・レストランが開設されて話題を呼んでいる。腎臓機能不全を引き起こすDiclofeneを含む動物の死骸を食べたハゲワシは死に至ることにより、ハゲワシの個体数が激減したのを受けて、彼らに人工的に餌を与えることによりハゲワシの保護活動をしている。初めは住民達もこの計画に疑念を抱いていたが、今ではその保護効果を確認し、観光客にも関心をもってもらえるようになった。

 トラ保護計画    ( eKantipur より )
2011年10月20日 ベンガル・トラの保護計画がスタートした。これにはUSAIDが支援していて、Bardiya国立公園、Chitwan国立公園、Shuklanphanta野性生物保護区、Parsa野性生物保護区の4箇所で2022年までに生息数を2倍にするというものである。現在数は、研究者の見積では155匹とされている。

 世界遺産地域内でポリ袋使用禁止に    ( eKantipur より )
2011年10月14日 ボーダナートとソエンブナートは、世界遺産に指定されていることから、黒いポリ袋を全面的に持ち込み禁止とした。政府は2年間でポリ袋の全廃を目指しているが、市民にはまだ十分に理解がされておらず、今後は周知に務めるという。次は、公的場所への持ち込み禁止として、次にはポリ袋の販売禁止にまで進める計画である。

 青羊の狩猟に許可    ( eKantipur より )
2011年10月14日 青羊のハンターは、カンチェンジュンガ保護区内の青羊のゲームハンティングを国立公園局と野生生物保護省が許可に向かっていることを歓迎している。提案には最終的な承認には至っていないが、青羊の適性数は1500頭との専門化の提案を踏まえて、地域住民の伝統的な狩猟を容認するためにも、2箇所の谷のみという、地域を限定しての狩猟承認になりそうな状況にある。

 ゴミの山で市内に悪臭    ( eKantipur より )
2011年10月11日 カトマンズ盆地のゴミ収集は1週間停滞していたが再開された。しかし、ゴミの山はカトマンズとラリトプールの路上には大量に溜まっていて悪臭を放っている。今年5月に、政府はゴミ収集を妨げた個人を罰する法律も制定したがゴミをめぐるトラブルは一向に改善しない。7月にはNuwakotの処分場付近の地すべりのためにゴミ収集が止まり、9月にはゴミ処理に使用されている機械類の修理・整備により長期間ゴミの回収が滞るなど、過去5年間で65回もゴミ収集の停止騒ぎが発生した。

 ドールパタン狩猟保護林が侵蝕される    ( eKantipur より )
2011年10月9日 Baglung, Rukum, Myagdiの3県にまたがって設定されているールパタン狩猟保護林が、住民の違法な耕作、放牧、伐採等により侵蝕されている。また周辺にある311戸の農家が林内で果樹栽培をしている。このような形でBaglungでは175ヘクタール, Rukumでは40ヘクタール, Myagdiでは16ヘクタールが侵蝕され、野性生物の聖域が危険にさらされている。保護区の担当官は、もっと警察や軍の配置により監視を強めて欲しいと要望している。

 WWF保護賞を発表    ( Nepalnews.com より )
2011年9月24日 WWW(世界自然保護基金)は、ネパールでの自然保護に尽力した団体への「エブラハム保護賞」にはバルディア地区のシバ地域森林とバクタプールの代用ハーブ製造会社が、個人としてはチトワン国立公園の副保護員とグラミン銀行の行員、警察官が、「WWWメディア賞」にはHamro Sampada National Monthly誌、ジャーナリストとしてPragati Shahi氏、Kumar Tandan氏、「Matthew & Yeshi Choden Lama 青少年保護賞 」にはカイラリ地区の農民Raji Bahadur Ari氏が受賞したことを発表した。

 環境大臣が自転車ラリーを開始宣言    ( eKantipur より )
2011年9月17日 環境大臣のHemraj Tatendraは、世界環境デーにあたって企画された自転車ラリーの開催を宣した。観光旅行団体などが主催するこの催しには50人くらいの有名サイクリストが参加して、カトマンズのバサンタプールからバクタプールまで走り、そこで文化的なイベントが行われる。大臣は、現在最も挑戦が必要な環境保全に政府が積極的に取組むことの異議を強調した。

 作業車の故障でゴミの山    ( eKantipur より )
2011年9月6日 カトマンズ盆地のゴミ収集は2週間停滞している。これはよくあるストライキや抗議運動によるものではない。ゴミ収集や分別に使われていた作業用の特殊車両が故障で使用できないためである。市内のゴミ処理には、通常31台の大型トラック、3台のブルドーザー、4台のローダー、2台の掘削機が稼働している。しかし現在は、16台のトラック、2台のブルドーザー、3台のローダー、1台の掘削機が故障してガレージに保管されている。部品調達が困難なために修理が大幅に遅れているという。これらの機材は20年以上も使用されていて、部品が無いために、ものによってはまだ7ヶ月以上も時間を要するという。このため、ゴミの分別のためのテク集積場が満杯になり、収集作業も滞っている。ダサインに入ると市内のゴミの山はさらに悪化すると予想されている。

 警察官が紅木紫檀の密輸に加担    ( eKantipur より )
2011年9月4日 Kavreの警察署は、紅木紫檀の密輸に関与している疑いがある警察官を逮捕するとともに紅木紫檀を押収した。警察官はジープで輸送していた密輸グループに協力して、検査をまぬがれるように仕組んだ。

 廃棄物管理法の実効で都市のゴミ問題解決  ( eKantipur より )
2011年8月30日 カトマンズ盆地は、廃棄物処理だけでなく、処理プロセスへの市民全般の取組みという課題に直面している。1987年に議会が強力な廃棄物管理の法律を可決したけれども、十分に機能しないままになっていた。現在、盆地内で発生するゴミの9割はリサイクルされることもなくOkharpourwaの処分場に埋めたてられている。Sundarighatに5億ルピーを投じて堆肥製造工場を作ろうとしているが、入札は実施されなかった。政府は今年廃棄物処理に6千万ルピーの予算を立てたが、このうち350万ルピーは市民へのPR費用に当てられ,テレビ広告などを使った啓蒙活動が実施されている。ヘタウダのトリブーバン大学とアムリッツァ工科大学のキャンパスに堆肥工場を作り、またイラム、タンセンその他の町でも処分場を計画中である。こうした廃棄物管理の地方行政に違反する市民に対して罰則規程も設けられている。一般家庭でのゴミの分別を徹底することも重要な課題となっている。

 来週からビニール袋使用禁止    ( Nepalnews.com より )
2011年8月23日 平環境大臣は、来週から厚さ20ミクロン以下のビニール袋の使用を禁止すると発表した。違反者は500〜5000ルピーの罰金が課せられる。大臣は、バングラディッシュで開催中の災害リスクと気候変動対応の国際会議に出席しており、これらの課題に対するネパールの取組みの一環として、ビニール袋の使用禁止を全国的に展開し、気候変動抑制や環境保護への国民の意識改革と世界へのアピール行動と位置付けたいと語った。

 ポカラ市民が新しい植林活動     ( eKantipur より )
2011年8月21日 これまでに様々な組織による植樹のキャンペーンが行われてきたけれども、充分に浸透してこなかった。今回、5千ルピーで苗木を用意して70人が市内の街路などで記念植樹を行うという新しい試みが行われた。中には亡くなった父親の記念にと植樹に参加した人もいる。この資金を提供したのはポカラの貿易協会で、植えられた苗木は有刺鉄線で囲んで庭師が管理し、3年後には立派な緑の樹に成長させることを目標にしている。

 気候変動と闘う:二酸化炭素排出量削減のための森林事業を表彰     ( eKantipur より)
2011年8月8日 Dolakha地区の約60ヶ所の地域森林が、二酸化炭素削減に貢献したとして表彰を受けた。森林の伐採をせずに保全に努力したことを評価するもので、それぞれ5000〜258,000ルピーの奨励金が授与された。受け取った資金の40%は炭素の蓄積事業に、その他は女性の自立、貧困層の生活支援、その他公益事業に使用することが義務付けられている。

 首都のゴミ収集が止まる     ( eKantipur より)
2011年8月2日 7月25日の大雨によって、ゴミ処分場のあるSisdoleの近くで地すべりが発生し、ゴミ収集車が巻き添えになった。その後も道路の復旧が進まず、カトマンズ市内のゴミ収集作業が止まったままである。このため市内はゴミの山ができて、市民は悪臭に悩まされている。正常化には約2週間を要するとみられている。

 インドが紅木紫檀の密輸規制強化を要求    ( eKantipur より)
2011年8月1日 インド−ネパールの国境にあるネパール側税関のずさんな扱いによって、紅木紫檀をインドからネパールを経て中国に大量に輸送されている。これにはネパール税関の役人が密輸に関与している疑いがある。紅木紫檀は、野性生物保護の観点から国際的に貿易が禁止されているものであり、インドはネパール政府に厳しい扱いを要求している。ネパールの当局は、関与をした疑いのある2人の税関官吏を訴追するとともに関係職員に厳正に対処するように指示した。

 紅紫檀の巨大な隠し場所    ( eKantipur より)
2011年7月21日 Nawalparasiのマハラジ・共有林内で盗伐された紅紫檀の丸太約100本を隠している場所が発見された。牛の餌を捜しに森に入った女性が発見し、警察と森林事務所に通報した。数日前、近くの養鶏場に白檀の隠し場所があるとの通報で警察が踏み込んだ時にはもうそれはなくなっていた。養鶏業者はそのような事実はない、と否定した。この事件に関して、マオイストの若手グループの幹部は、同党の’mausam’のメンバーがが関与していることを示唆した。また、養鶏場にあったものと森林内でみつかった紅紫檀は同じものだと証言した。

 森林事務所職員が密猟に協力    ( eKantipur より)
2011年7月15日 Panchatharの森林事務所がユーラシア・ワシ・フクロウを密猟して密輸するグループに協力していたことが発覚し、起訴された。この事件では、犯人グループの中に職員と親戚関係の者がいて、犯行を見逃すように仲介したとされる。犯人達が逮捕されるまでは職員の関与が不確定とされ、一旦は起訴状が返還されたものの、犯人逮捕で共犯関係が判明したとして再び起訴された。

 ペンキに制限超過の鉛が    ( eKantipur より)
2011年7月10日 多国籍企業の製造した、一般に普及しているペンキから制限基準を超える有害な鉛が検出された。調査はBerger,ASIAN Paint,Nelrolac製造の全部で27種のペンキについて行われたもので、平均値が28,417ppmで、これは90ppmという米国の基準の316倍である。インドでの基準は1000ppmであり、制限が厳しくなったのでネパールで販売していたと考えられる。

 悪党チャリを逮捕    ( Nepalnews.com より)
2011年7月9日 チャリとあだ名されている有力政党UMLの幹部 Dinesh Adhikariが犯罪調査事務所(CIB)の捜査網に引っかかり逮捕された。容疑はサイの角の密輸に関与していたことである。彼の配下の数人が同時に警察に逮捕された。警察署長はUML党首K.P Sharma Oli から電話を受けたことは認めたが、党幹部の釈放要求はなかったという。Oli は、この件について公的に釈明した。

 鳴き鹿の密猟が増加    ( eKantipur より)
2011年6月29日 KASKIの地域森林組合によれば、この1年間で鳴き鹿の密猟から6匹救ったという。この地域は密猟の多発地帯で、目的は肉と皮の密輸である。この首謀者3人を逮捕したが他に6人の共犯者がいて、彼らは逃亡中である。この国立公園内は野生生物の保護区でもあり、鳴き鹿の減少が懸念されている。

 カゴの鳥を解放    ( eKantipur より)
2011年6月12日 ラジンパットにある韓国料理店でカゴの中で飼われていたインコなどの鳥が放たれて自然へ戻された。これはお客を楽しませるために飼っていたものだが、女性オーナーが、野生に返すことを決めたものである。カトマンズでは、一般家庭で小鳥を飼う家が増えていて五万世帯位あると見られているが、それたけではなく違法な野鳥の売買取引が横行していて、インドや中国との取引拠点になっているという。

 サイの密猟者を逮捕    ( eKantipur より)
2011年6月11日 チトワン国立公園内でサイを密猟した四十才の男を警察が逮捕した。また近くに住む共犯の30歳の男も逮捕され自宅からサイの角が押収された。2人は9頭のサイを密猟したことを認めている。彼らは4人組みでかねてから容疑者リストに載っていて、今回全員が逮捕された。密漁の量刑は最高で十万ルピーの罰金または十五年の懲役あるいはその両方を課せられる。

 カトマンズ盆地に十ヶ所の公園計画    ( eKantipur より)
2011年6月4日 平和再建大臣は、カトマンズ盆地内の大気環境の改善のためにに十ヶ所の公園を新たに設置する計画を決定したことを強調した。ゴカルナの造園工事はまもなく完了する予定なので、これに加えて9ヶ所の新設計画を実現させるという。そのうちラリティプールとバクタプールの各計画地点は早急に着手される予定である。

 世界環境デー:ネパール野鳥保護協会で写真展    ( eKantipur より)
2011年6月3日 世界環境デーを祝ってネパール野鳥保協会が野鳥の絵画と写真の展示会を1週間の予定で開催する。ネパールは野鳥の種類が豊富で世界で知られている鳥の8%867種が棲息していて、このうち35種が国際的に、149種が国内的に絶滅が危惧されているものである。協会は全国27箇所の野鳥保護区でこれら貴重種の保護に努めている。展示会ではこのうちの一部を15枚の絵と60枚の写真で紹介している。

 エベレスト登頂者がゴミを博物館へと訴えている    ( Nepalnews.com より)
2011年6月1日 エベレスト登頂者協会は、過去のエベレスト登山で残されたゴミを博物館で保存するように政府に働きかけている。協会は、政府とエコ・ヒマール、ネパール登山協会、サガルマータ環境管理委員会などと協力して,1953年以来エベレストから数トンのゴミを回収してきた。その一部は政府に手渡してきたが、酸素ボンベやヘリコプターの破片などはアーカイブとして博物館に保管、展示するように要請している。中には1950年代のものも含まれているという。

 カトマンズが緑の街計画    ( eKantipur より)
2011年4月6日 長期間放置されていた緑の街計画を市当局はようやく最終的に動き出した。河川に沿いに緑化を進めるもので、今年度50万ルピーが計上された。市は森林局の技術支援をうけながら事業を進めるとしているので、それぞれ予算は市が20万ルピー、森林局が30万ルピーをそれぞれ割当を受けて事業が実施される。

 安全な水に対する公共の権利を    ( eKantipur より)
2011年3月27日 専門化によると、政府は国民に安全な水を供給することに関して熱心ではないという。このため毎年10500人の子供が下痢で死亡している。国連の計画によれば政府は2015年までに53%国民に安全な水を供給する義務がある。しかし、ネパールでは1400万人がまだ公衆衛生の恩恵がない。その約半分はテライ地方の住民であり、下水道の完備が急がれる。

 盆地内の水管理に遅れ    ( eKantipur より)
2011年3月23日 カトマンズ盆地内では建築ラッシュであり、なかでもビル建設が盛んで、その中には地下水を利用しているものがある。水道水源の水不足を補うために水道事業社が地下水に依存する割合も50%程度に達している。また直接地下水をくみ上げて利用する住民も多い。このため浅井戸では以前は20フィートで水位に届いたけれども、今では40フィートにもなっているところがある。また深井戸では1990年頃は毎年2.5メートルの水位低下で会ったが、近年では毎年4メートルに達している。地下水枯渇という状況になりかねない。このため地下水の利用に関する強力な規制が必要になっているが、まだその体制が充分機能していない。

 地下水の8割は飲料不適    ( eKantipur より)
2011年3月23日 カトマンズ盆地内では地下水を利用しているが、NAST(国立科学技術研究所)によれば、一般際菌類が300という高いレベルであり、飲料には適さない。また鉄、アンモニア、硝酸塩、濁度などでも基準値を越えるものが多く、全体で80%は、飲料不適の結果である。

 悪化する水道管漏水   ( eKantipur より)
2011年3月23日 カトマンズ盆地内の毎日の水道管漏水量は3400万リットルである。これはパイプの老朽化によるもので、古いものは一世紀も前に敷設したものである。これを解消すべくメラムチ計画の一環として水道管の交換計画が動いている。第1期(2009-2013)は、漏水個所を識別することで、第2期(2013-2016)と第3期(2016-2025)は、その個所のパイプの交換工事と効果の検証にあてるという計画である。

 シヴアプリに豹     ( eKantipur より)
2011年22月25日 「Dhwanshe Chituwa」として知られている「曇った豹」がカトマンズ北側のシヴアプリ山中でカメラ撮影され、その存在が立証された。写真の真実性の検討も科学的に行われ、学術的にも実証されたものと専門家も認めている。

 シンガダルワ―ルに太陽光発電器    ( Nepalnews.com より)
2011年22月23日 政府は、危機的な電力不足に対処するため、シンガダルワールに太陽光発電機の設置を計画している。計画では、アジア銀行からの融資を期待していて、決定すれば年内にも工事を完成させる予定である。しかし、発電量は、必要な電力の半分以下と見込まれている。

 森林利用者が当局に圧力    ( eKantipur より)
2011年2月1日 Achham地区の共有林のユーザーグループは、木材伐採の禁止をするよう要求している。森の持ち主は自分達であって管理事務所のものではない,と主張している。政府は無秩序な伐採を禁止すべきなのに、多数の材木商の伐採申請に許可を与えていると抗議している。

 カトマンズ盆地の地下水は飲料不適   ( eKantipur より)
2011年1月26日 国立科学技術研究所(NAST)によれば、カトマンズ盆地内の地下水の水質は、80%が細菌に汚染されていて飲料水としては不適であると結論付けている。また、細菌類意外にも、鉄分、アンモニア、硝酸塩などで基準を越えるものが続出した。こうした水を生で飲むのは健康を害する恐れがあり、沸騰させたり、フィルターで浄化して使うべきだとコメントしている。

 気候変動と闘う    ( eKantipur より)
2011年1月19日 ネパール気候変動知識管理センターが政府によって昨年設立された。これは国立科学技術研究所(NAST)の管理下におかれていて、気候変動に関する研究と教育普及活動を目的としている。現在1000冊以上の蔵書があり、これを活用した移動図書館事業を実施している。またいろいろな分野で研究や対策に当たっている専門家の交流するプラットフォーム事業にも展開が期待されている。

 大気汚染モニター施設の休眠状態    ( eKantipur より)
2011年1月17日 カトマンズ盆地に六ヶ所設置されていた六ヶ所の大気汚染モニター施設の休眠状態が長く続いている。これはデンマークの支援によって2002年に設置されたものであるが、2008年から技術的問題が発生し始めて、担当部局である環境公衆衛生機構が対策に苦慮してきた。それは必要な部品の輸入が難しかったこと、それに停電が頻繁に発生することによる機械の異常現象である。NESSの常務取締役トーラン・シャルマ氏によれば、機械の修理作業は今月中に終了する予定だという。しかし、長期の休眠状態が続いたため、全ての機械装置が正常な計測をするか否かはわからない。

 淡水生物の危機    ( eKantipur より)
2011年1月14日 東部ヒマラヤの開発が急速に進んでいることから国際自然保護団体からその計画と自然保護の情報開示が不足であると指摘された。淡水生物の資源枯渇により地域住民が深刻な経済的影響を受けていると指摘し、改善を要求した。

 メラムチ計画地域に補償    ( eKantipur より)
2011年1月13日 政府は、メラムチ水道計画の開発によって影響を受ける14の自治体への補償をめぐって地元と協議する体制に入った。地元民の協力なくしてはプロジェクトの早期完成が難しくなるので、補償と開発を含めた一括法案をとりまとめる予定。

 寒波のためテライ地域で死者も    ( eKantipur より)
2011年1月10日 ネパールは猛烈な寒波に襲われているが、このために死んだとみられる事件がテライ地区で3件発生し、5人が死亡した。一部の学校では1週間程度の休校に入っている。

 リングロードに緑地帯案    ( eKantipur より)
2011年1月7日 カトマンズの道路局は、リングロードの両側に緑地帯を復活させることを計画している。この計画には中国が関心を示したものの巨額の資金が必要なため、まだ具体的にはなっていない。

 高度なゴミ処理計画に大鉈か    ( eKantipur より)
2011年1月5日 政府が計画している高度なゴミ処理計画は、裁判所の判断に従わないようだ。この計画の中核になっているネパールの会社とインドの会社で交わされた契約書の内容がネパールの現行法を無視しているとの消費者団体の訴えに対するもので、計画の中身が不明朗で、ゴミの収集に係る市民の負担に関しても、燃料化するプラントの運転に関しても詳細を説明しないのは住民を無視するもので認められない、との見解である。こうしたずさんな計画に政府が無償で土地を提供したりプラントの輸入税を免除するような優遇措置をすべきでない、ということで対立している。市当局に替わってゴミ収集を担当する予定の8社も計画に参加、署名しているが詳細はこれから調査し、協議するという。


 違法な製材所を閉鎖    ( eKantipur より)
2011年1月3日 Kailali地区の森林事務所は、3箇所の違法な製材所を閉鎖し、その運転者を逮捕した。この地域には35ヶ所ほどの違法な製材所があると見られており、監視補助員を加えた2チームを編成して摘発に当たっている。政府はこうした違法製材所が森林の違法伐採を助長しているとして監視・摘発を強めていく。