ネパール環境の話題 ’10 


 気候変動に脆弱なネパール    ( eKantipur より)
2010年10月21日 このほど英国系のグローバル・リスク支援会社であるMaplecroftの報告したところによると、ネパールは気候変動脆弱度合が世界第四位であると指摘されている。第1位はインド、2位はバングラディッシュであり、危険とみなされた16カ国のうち五カ国が南アジアである。この気候変動指標は、気候変動に伴う洪水や旱魃等によって影響を受ける人口や生態系へのインパクトをインデックス化としたもので評価している。その危険は、飢餓という形で国を襲い、社会不安や経済不安を引き起こす要因となる。

 急速に解けているヒマラヤの氷河    ( eKantipur より)
2010年10月1日 世界銀行が発行する「世界開発報告書」は、アジアの10億人の民が水資源の元となるヒマラヤの氷河が急速に解けていることに関心を向けて読まれている。気候変動に関する政府間パネル(ICCP)の2007年の報告書には2035年までにヒマラヤの氷河が溶けてなくなる、という科学的根拠に乏しい説を発表したこは既に知られているが、しかし同様にそうならないという科学的根拠もない。環境大臣によれば、ネパールは氷河の急速な溶解により氷河湖の決壊という危険性に脅かされており、気候変動の影響に対して非常に脆弱であるが、技術的にも財政的にも対応が困難な現状だという。政府は、過去2年間にこうした気候変動の影響に対応するための適応計画について、再生可能エネルギー転換計画を含むいくつかの提案を受けているものの具体的政策に至っていない。

 市場に汚れたミネラルウォータ    ( eKantipur より)
2010年9月27日 政府の監視員の調査によれば、カトマンズ市内で売られているミネラルウォーターの50%が汚染されていることが判明した。昨年と比較すると20%の増加である。汚染の内容は有害な微生物や過剰な鉄分などである。食品衛生法では、有害な食物を販売した場合、5千ルピー以下の罰金もしくは6ヶ月以下の懲役との規程はあるが、この処罰が適用された例はまだない。現在水ビジネスを実施している会社は百社以上あるが、持ち込まれた水の検査に合格して事業を許可した会社は12社のみに止まっている。

 行政不満の最上位にゴミ問題   ( eKantipur より)
2010年9月19日 自治行政の正常化をめざす良質統治法に基ずき、カトマンズ市当局が市民に公開で不満を聞く制度を開始し、5月18日から2ヶ月間は書面による申出だけを受け付けたものの反応はあまりなかったが、その後無料電話での受け付けをしたところ不満の数が急増し、9月5日までに108件を数えた。この内72件はマイナーな内容で、31件は重要なもの、5件は極めて重要な内容と分類された。ただマイナーなものとされたカテゴリーにはゴミ処理の苦情や動物の遺骸の処理などがあり、数の上では最も苦情の数が多かった。

 ゴミ処分阻止活動に警察官出動   ( eKantipur より)
2010年9月 2日 Aletar処分場の近くで住民がゴミ搬入トラックを一週間ほど阻止している問題は、8月30日に政府との交渉で、3項目の合意文書が交わされ、ゴミ収集が再開されるはずであった。しかし、翌日新たな反対グループが出てきて、ゴミ運搬車の侵入阻止を敢行した。このため政府はその阻止行動を排除するため警察官300人を動員した。当局は、抗議グループとの会話は今後も続けるとしているが、搬入阻止行動が続くならば、今後も警察官の出動を展開する、と厳命した。カトマンズ市内には、現在1700トンのゴミが路上に放置されていて、早期の回収処分を待っている。

 ゴミ問題は続く   ( eKantipur より)
2010年8月29日 政府の約束履行を求めて、Aletar処分場の近くでゴミ搬入トラックを阻止している問題は、政府との交渉が未だ未解決である。このためカマンズ市内のゴミ収集がほぼ一週間止まったままになっている。住民が要求する13項目の中には政府が容認できないものもあるが、住民側も政府の妥協案を拒否し続けているため解決の糸口が見えないままである。

 中国が技術協力   ( Nepalnews.com より)
2010年8月27日 中国政府は、カトマンズ盆地のごみ管理のための技術協力として108台の車両と四千個のゴミ箱を供与すると発表し,大使が市当局者に鍵の贈呈を行った。これまでのトラクターによる収集よりは効率的に収集作業ができるものと期待されている。

 ゴミ処分を阻止   ( Nepalnews.com より)
2010年8月25日(水) Nuwakot地区、Aletar村の住民によって月曜日からゴミ搬送が阻止されたことからカトマンズやラリトプール市内のゴミ収集がまたもストップした。彼らの要求は、住民25人をゴミ運搬車両の運転手や助手に雇用することである。しかし当局者は、運転手などはすでに充足していて新たな雇用はできないし、資金的にもむりである、としている。この騒ぎのためカトマンズ市内ではまたも街路にゴミが散乱する状況となって、歩行者の通行にも支障をきたすようになっている。

 車両適合試験センターは未だできない   ( eKantipur より)
2010年7月24日 建設中の車両適合試験センターは、工事をはじめて1年半経つが未だ完成せず、市民の期待が裏切られた形だ。当局は、あと三ヶ月くらいで機器の設置を終えて、機能が発揮されるという。ここでは、これまでの排気ガス検査のみでなく、車体の機能全体を検査するので、欠陥のある部品の交換が要求されたりする。カトマンズ盆地での使用が禁止されている20年以上の中古車も検査対象となる。この検査システムが稼働すれば、市民には有益なものとなる、と担当官は胸をはる。

 大規模森林伐採は森林省官僚の個人的指揮の下で   ( Nepalnews.com より)
2010年7月26日 天然資源委員会の議長は、現在国内で頻発している違法な森林伐採は、大きな環境被害をもたらしているとして、森林省の官僚を厳しく非難した。彼女はこのような違法伐採には政党の活動家、地域森林委員、森林省の役人、森林ユーザーなどが結託して実行されていて、役人は賄賂をもらい、見て見ぬ振りをしている、と指摘した。十数人の違法伐採者と地域森林委員が起訴されたが、大臣が直接これに関与する証拠はないものの、この問題に対処する長期の国の方針を提示するよう求めた。

 森林保護の警告は失敗     ( eKantipur より)
2010年7月6日 Dang地域のDurgaでは、国会の天然資源関係議員団が森林の裸地化を監視するために1週間ほど前に当地を訪れ、この地域での森林破壊が致命的であることを警告したにもかかわらず、彼らが首都に帰還するや、ただちに違法伐採が再開された。森を管理している委員会によれば、12本の沙羅双樹が違法に伐採され、林内に隠されていたという。委員会は政府、政党、議会、住民らとの協議を早急に実施すると決めた。このような違法伐採に厳罰をもって対処する有効な対策を打ち出さなかった政治的怠慢が原因であり、取り締りの強化が望まれている。

 首都のゴミ収集が再開     ( eKantipur より)
2010年6月16日 廃棄物管理資源活用センター(SWMRMC)と住民代表との間で行われていた5項目協定の協議が再開され、当会計年度内でそれに必要な予算措置をすることで合意に達し、カトマンズ市内のゴミ収集作業が要約再開された。

 ゴミ処理場が公園に変身    ( eKantipur より)
2010年6月13日 Sanepaにおけるバグマティ川の河岸が、かつてゴミ処分場であったが、公園へと変貌し始めたことに住民達はほっとしている。これは地域住民の協力の賜物であり、今後8年間で4000万ルピーを投じて立派な公園となる計画である。この公園計画の委員長は、この場所での植林事業は環境バランスに対しても一役かうものであると胸を張った。この公園計画は15段階のステップを踏んで実施されるが、現在3段階目である。

 ゴミ問題続く    ( eKantipur より)
2010年6月13日 政府の約束履行を求めて、Aletar処分場の近くのRataamata村の住民によってゴミ搬入トラックを阻止している問題は、未だ未解決で、このためカマンズ市内のゴミ収集が止まったままになっている。カトマンズの環境管理部長は、橋や灌漑の建設工事計画はすでに決定しているけれど、予算措置を取るべく努力中であることを強調した。

 ゴミ収集・廃棄が停止    ( eKantipur より)
2010年6月12日 Nuwakot地区、Okharpauwaの住民によって搬送トラックの侵入が阻止されたことからカトマンズ市内のゴミ収集がまたもストップした。政府が約束した事業を一向にやらないため、抗議活動をまた始めたのだという。当局者は、明日の日曜日にでも会議を開いて打開策を講ずる、と言っている。

 サイが銃殺される   ( Nepalnews.com より)
2010年6月12日 チトワン国立公園で20歳のオスのサイが不法侵入者によって銃殺された。公園の管理人は午前5時ころ銃声を聞いたといい、犯人は角を持ち去ったが蹄は残していった。今年度過去2ヶ月間で7回目の密猟事件である。

 ゴミ処理場阻止   ( Nepalnews.com より)
2010年6月11日 カトマンズ盆地のごみ収集がまたも停止した。政府との協定を実施するように要求するNuwakotのRataamata村の住民によって搬送トラックの侵入が阻止されたからである。カマンズ市内から運搬されてきたゴミ収集トラック12台がSisdoleへ向かうのを阻止した。このためカトマンズのゴミは、現在Tekuのゴミ収集場所に一旦保管された状態になっている。当局者は、早急に会議を開いて打開策を協議する、と言っている。

 地域共有林グループへ報告    ( eKantipur より)
2010年6月8日 ヤダブ大統領は、地域共有林利用者団体の年次総会に出席し、ネパール独自のこの森林管理方式がネパールの誇りであることを述べた。しかし、水資源の保全や生物多様性保全にとって重要な森林資源をめぐり、違法な入林や伐採が横行する現状は憂うべきことであり、二万ヶ所にもおよぶ共有林を破壊することは、森林の恩恵にあずかっている170万世帯、一千万人の生活を奪うことにつながる。この原因は無政府状態の近年の国情に起因するものであり、政治的安定が望まれること、利用者団体の管理活動の有効性を強調した。

 世界環境デー   ( eKantipur より)
2010年6月5日 世界環境デーにあたり、ラリトプールでは、国際自然保護協会(IUCN)と世界や野生生物基金(WWF)の主催でいろいろな大学の学生や市民、政府関係者などが参加する集会が開かれた。席上天然資源の有効活用や保護、気候変動の重大性などが議題に上り、これらにマジメに取組まなければ成らないことを確認した。

 政治的安定と環境保護が発展の条件   ( Nepalnews.com より)
2010年6月5日 ネパール首相は、世界環境デーにあたり演説し、持続可能な発展を目指す巣うえで重要なのは政治的安定と環境保護が重要だと述べた。また精神諸国が温室効果ガスを大量に発生させていることを非難するとともに、この分野では発展途上国の果たすべき役割はないが、生物多様性を保全することにおいては重要な義務があること、さらに気候変動が農業、水資源、健康等に与える影響の大きいことを強調した。

 スイス人夫婦が環境に取組み   ( eKantipur より)
2010年6月3日 Top-to-Top地球環境隊というスイス政府公認のNGOのスイス人夫婦が、国連環境プログラムの支援のもとネパール各地の学校を訪問し、環境キャンペーンを展開している。彼らはスイスを出発して7年間、環境に悪い自動車などは使わず、世界各国を自転車のみを使って歩き、その間に3人の子供を産み、同行しながら旅を続けている。この間、モンブランやタンザニアのキリマンジャロなどを登攀したが、そのような時は子供の健康と安全のためにベースキャンプに医師を待機させたという。今回のネバール訪問では、ルートの清掃をしたり、クムジュンの学校で気候変動について子供たちに話した。その対応策を訪ねたところ、多くの子供達が、ソーラー発電や風力発電の絵を描いたことは驚きだと語った。

 バラ地区の森林が急激に消耗   ( eKantipur より)
2010年5月30日 バラ地区、Nijgadkのcharkoseおよびその周辺の森林が最近になって急激に違法伐採が進んでいる。そのため価値ある樹種が急速に失われつつある。なかでもDumarwanaでは、チークの森が3分の2に減少した。当局は、立ち枯れか風倒木は住民に採取を許可しているが、森林の共有者や利用者グループらにあぶく銭を渡し、彼らの支援を受けた材木密輸業者が無差別に木を切り倒しているのが実情である。地区森林役員らは、監視のための人員不足、武器不足などのため、手をだせないと嘆いている。

 伐採を禁止   ( eKantipur より)
2010年5月27日 森林省は、地域共有林での商用目的での伐採を全国74ヶ所の地区森林事務所管轄区域で禁止し、政府の管理下に置くことを決めた。これは、森林での違法な伐採を行い、インドなどへ輸出する悪徳業者が横行するためで、これら違法伐採には少なからず事務所の役員が関与しているとみられ、嫌疑が明らかになった4人を執務停止にした。しかし、この措置によって木材加工業者等が業務に支障をきたしており、連邦議長は政府に対して、この禁止措置を極端に悪質な地域に限定するように申し入れをしている。

 ハゲワシの個体数増加か   ( eKantipur より)
2010年5月24日 絶滅の危機に曝されている種の一つであるハゲワシのヒナの棲息がDadeldhuraで確認された。ハゲタカはdiclofenacという抗炎症薬で治療された家畜の遺体を食べることによって腎臓機能不全を起こし病死する例が多発して急速に棲息数が減少していたが、この薬品の使用禁止措置や鳥類の保護活動が効を現した結果かと期待されているが、現実には未だにこの薬品が違法に使用されているとみられており楽観できない。20年前にはネパール全土で二千羽ほどであったが、一昨年は50羽しか確認されておらず、個体数の回復には程遠い。

 南アジア野生生物施行ネットワーク     ( Nepalnews.com より)
2010年15月20日 アフガニスタン、バングラディシュ、ブータン、インド、ネパール、パキスタン、スリランカの南アジアの7カ国から野生生物の専門家が集まり、野生生物の違法な売買取引の監視、取締りについて互いに協力し合うための活動計画を協議し、相互連携を合意した。またそのコーディネーター役をネパールが引き受けることになった。

 湿地帯の野鳥生息数が減少   ( eKantipur より)
2010年5月1日 24回目になる冬季の野生生物の生息数モニタリング調査結果によれば、ネパール国内の水鳥、生息数は2009年には79種、30144羽であったものが、2010年では83種、28714羽となっていた。これは、ラムサール条約で登録された国内9ヶ所の湿地での調査であり、中でもコシ・タップ野生生物保護区では、2008年では8500、2009年では5300、2010年では4100と年々減少している。またルンビニ地区の湿地の管理状態はあまりよくない。湿地の品質の低下が水鳥の生息環境を悪化させていると考えられる、と調査を担当した専門家は指摘している。

 ゴミ騒動が終結    ( eKantipur より)
2010年4月4日 ゴミの山に悩まされていたカトマンズ市民は、ようやく再開されたゴミ収集作業にほっと一息ついた。政府と住民代表との間で9項目の協定に合意されたためであるが、2500トン溜まったゴミの処理には少なくとも4日間はかかるとみられる。政府は40項目もの約束を住民側と交わしており、今回はその一部にすぎないと住民側は発言しているので、政府と住民との非難合戦はまだまだ収束したとはいえず、果てしなく続く見とおしだ。

 ゴミ収集再開か    ( eKantipur より)
2010年4月1日 Nuwakot地区のゴミ処分場へのゴミ搬入を地域住民が阻止している問題で、政府と市当局、地方自治体等が会議をもち、当局側が住民の要求を一部のむこと、地方自治体が強硬派を説得することで合意した。これによって木曜日からカトマンズ市内のゴミ収集が再開される見とおしとなった、と政府側は発表した。しかし、市の清掃担当部局の幹部は、住民の強硬派が搬入阻止活動を中止するという情報はないので、これを確認するまではゴミ収集作業を開始しないと明言している。市当局者は、強硬派住民団体とは金曜日(4月2日)に会議を開く予定であるということから、まだ予断はゆるされない状況だ。

 Kailaliで気候変動の影響   ( eKantipur より)
2010年34月1日 Kailali地方の気象観測所では、3月下旬の平均最高気温が昨年度32.4度であったのに今年は36.4度と著しく高かったと発表した。この間の最高気温は38度で、4月並で、異常であると気象学者は指摘している。この原因は汚染や人口増加、森林伐採などによる気候変動とみられ、病院での発熱、頭痛、吐き気患者の増加は住民の健康にも被害を及ぼしている証拠と語った。

 ゴミ収集、廃棄が妨害される   ( eKantipur より)
2010年3月31日 Nuwakot地区 Aletar村のゴミ処分場は昨年9月に1300万ルピーの投資で完成した新しい施設だが、地域住民が昨日カトマンズのゴミを収集廃棄作業に従事している車両の進入を阻止した。住民達は若者の就労の促進、道路建設、電気の供給、水道施設の建設等を要求している。しかし、当局側は彼らの要求の大部分は実行され,残りの課題にも取組みつつあることを強調している。一方、カトマンズ市内のテクにあるゴミ一時集積場でも、住民が反対運度を起こし、ゴミの持ち込みを阻止している。カトマンズ市と地方開発省は、水曜日に対策会議を開く予定である。

 根拠のない氷河融解報告書   ( eKantipur より)
2010年3月18日 英国の地質環境専門家であるジャック・D・アイヴス博士は、カトマンズにおいて講演し、ヒマラヤ山脈の氷河が2035年に全てなくなるという予測には何の科学的根拠もないものであると述べた。しかし、博士は氷河の融解・後退と氷河湖の爆発的洪水の危険性は否定できない事実であり、今後も研究成果を各国の研究者間で共有することの重要性を強調した。この学術懇話会は、ICIMOD(国際山岳地域総合開発機構)によって開催されたもので、同機構が気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に提出した資料に間違いがあったことを正すとともに、気候変動が及ぼす様々な地域問題のリスクを最小限にするための取組みの必要性を再度アピールしたものである。

 カトマンズのゴミ処理に日本が資金援助   ( eKantipur より)
2010年3月17日 日本政府は、カトマンズの市内廃棄物処理計画に対して約85,000ドルを供与することで、美津濃大使とネパール汚染管理環境管理センター(NEPCEMAC)ティカラム・ダハール代表との間で調印式を執り行った。席上美津濃大使は、ネパールの観光事業は、頻繁に起こるデモと社会資本整備の遅れによって悪影響を受けており、廃棄物処理の処理能力の不足もその一つであることを強調した。

 ゴミ焼却場建設の入札     ( ネパールニューズレター より)
2010年3月6日 SWMRM(Solid Waste Managemennt and Resource Mobilisation ゴミ処理に関する部局)は、燃えるごみを焼却するためのプラントの建設に関する入札を発表した。3月1日には応札社の中から11社のリストが発表されたが、一か月以内には結果が出る模様である。当局の発表によれば4月中旬までには業者と契約を交わしたい意向である。カトマンズは盆地であり急激な人口増加でゴミ処理に苦労しているが現在の埋め立て方式には限界があり、一部を焼却することにしたものである。

 気候変動に対する運動     ( eKantipur より)
2010年2月27日 カトマンズにおいて、南アジア地域における気候変動に関する学術懇話会が開催された。これは、ICIMOD(国際山岳地域総合開発機構)との共催で英国文化協会が開催したもので、気候変動が及ぼす様々な地域問題を解決するため、住民参加の活動を促すことを目的にしたものである。山岳地域研究者によるスコットランドや北欧各国での取組みを紹介し、ネパールでの地域活動の必要性をアピールした。

 カトマンズ盆地はゴミで窒息状態     ( eKantipur より)
2010年1月25日 カトマンズでは、地方公務員として雇用されている作業員のストライキによってゴミ収集がストップしてから4日間を経て、悪臭を放つゴミの山に住民は困惑している。これは公務員の給与増額を要求するストライキの一環であり、救急車と消防車を除く全ての行政サービスの停止をやり、当局側と交渉しているが、未だ合意には至っていない。

 ハゲワシ保護を継続     ( eKantipur より)
2010年1月7日 政府は、ハゲワシ保護政策を5年間延長することを決めた。野鳥保護機関の支援のもと、ハゲワシの人工飼育で個体数を増やす計画で、5000万ルピーの予算を割り当てる。またこれには、ハゲワシ激減の原因とされているジクロフェナクの使用を廃止し他の非ステロイド系抗炎症薬への移行戦略にも充当される。インド、パキスタン、ネパールで発生した6種のハゲワシの急減は、ジクロフェナクを投与された家畜の遺体をハゲワシが食べたことによるもので、ネパールでは2006年にこの薬品の使用が禁止されたものの、未だに使用されている。これを放置するとハゲワシは絶滅の恐れがある、と専門家は指摘している。

 インドへの違法輸出を禁止     ( Nepalnews.com より)
2010年1月4日 天然資源委員会は、テライ地域で広範に実施されている土砂の違法な輸出を禁止する措置をとるよう政府に勧告した。土砂採取が無秩序に行われているため、生態系を破壊し、生物環境に対して復元不能な悪影響を及ぼしているためである。

 自然保護政策が水力発電を妨げる     ( eKantipur より)
2010年1月3日 昨年12月4日、Kakapatharで開かれた閣議で、Bardia国立公園を968平方キロメートルから1862平方キロメートルに拡大する決議をした。これはヒマラヤの氷河が融解していることを世界にアピールすることを目的にしたものだが、それはDolakha,Ramechhap,Sidupalchowk地域を含んでおり、Gaurishanker保護区とこの拡大域の中に設定されているBheri-Babai発電計画、Tamakoshi発電計画に影響を与えるものである。計画地点はこの保護区域内に入ってしまうのでサイトの変更がせまられ、計画の進行を遅らせる事になる。さらに国立公園内の発電計画では、環境影響評価によって計画を変更したり、工事中の発破作業をはじめ、現場への出入りにさえ環境省の許可が必要になり、著しい障害となると予想される。

 Sundarijal流域を整備     ( eKantipur より)
2010年1月4日 バグマティ川住民組織とネパール軍の統合は協議会は、Sundarijal-Gokarna流域の河川改修整備を決定した。その責任者によると、この計画は3段階で実施される予定で、先ず最初は1965年における河川流路に戻すこと、次に道路やグリーンベルトを整備し、次いで排水整備による河川管理をすることである。この事業のため、流路変更による民有地との交換や移転が最初に実行されるのだが、先ずは現在の定住者の身元確認作業が急がれる。

 砂採取が環境危機を招く    ( eKantipur より)
2010年1月4日 バグマティ川の上流部、Gokarna(Sundarijal- Thali)地域では違法な砂の採取が長期間続いており、河床低下による河岸侵食など環境面での深刻な影響が懸念されている。砂の取引価格は、トラック1台分で500〜2,000ルピーであるが、これが村に着いたときは3,000〜4,500ルピーになる。心ある住民はこの違法行為を告発したが、地元警察は弱体で、未だに逮捕起訴されないままである。