ネパール環境の話題 ’07 


 バグマティ川で砂の採掘   ( Kantipur より)
 カトマンズ盆地内のバグマティ川は、環境悪化を招くとして砂の採掘は禁止されているけれども、Shankhamulではこれまでと変わらず、砂の採掘が継続的になされている。


 ゴミ収集停止で市内は悪臭   ( Nepalnews.com より)
2007年11月9日 カトマンズ市当局がごみの収集をストップしたため市内のいたるところにゴミの山ができ悪臭を放っている。Sisdoleのゴミ捨て場に捨てることを住民が拒否したためであるが、住民側は、数日前にマオイストの幹部が住民に暴力行為をすることを止めさせるよう政府に提訴を申し入れているが、これを無視されているためにゴミの受入拒否におよんだもので、住民の要求に政府が調査に乗り出さない限りはゴミ収集の再開はできない、とカトマンズ市当局者は説明している。


 新たに4箇所がラムサール条約登録湿地に   ( Kantipur より)
2007年9月24日 現在ネパールには既に4箇所のラムサール条約登録湿地があり、Koshi Tappu 野生生物保護区、KailaliのGhodaghodi Taal、ChitwanのBishajari Taal、KapilvastuのJagdishpur貯水池はいずれもテライ地域に分布する。今回指定されたのは、高地湿地であり、Sagarmatha国立公園のGokyo、DolpaのShey-Phoksundo、MuguのRara湖、RauswaのGosaikundaの4箇所である。他に3箇所候補に上がっていたが残念ながら今回は見送られた。世界野生生物基金のネパール代表であるAnil Manandharは、この指定に向けて活躍していた担当者がヘリコプター事故で死んだ記念日にあたってこの発表があったことは、彼等の業績をたたえる意味もあり、名誉なことである、と述べた。


 またも首都圏にゴミの悪臭   ( Kantipur より)
2007年8月16日 カトマンズの街路は、いたるところにゴミの山ができ悪臭を放っており、既に一周間におよんでいる。これは、カトマンズ市当局と民間のゴミ収集を請け負っている業者との論争に端を発したものである。民間のゴミ収集業者は、集めたゴミをSisdoleのゴミ捨て場に捨てることになっており、Tekuの中間処理施設では受け容れないことになっているので、これを阻止したたところ、業者側はこれに抗議して市役所前にごみを満載した車両を20台以上も並べたが、聞き入れられずごみを路上に投棄するに至ったものである。市側は、「業者が家庭から集めて路上に捨てたゴミをなぜ市が再度収集しなければならないんだ」「そもそもSisdoleの住民が業者が集めたゴミの投棄を拒んでいることに原因がある」などと説明している。


 中央動物園でサイの増殖を試す   ( Kantipur より)
2007年8月11日 カトマンズの中央動物園では、14歳の牡のサイと15歳の雌のサイを一緒に飼い、交尾させる試みをすることになった。サイの発情期は7月から11月だが、この時期には牡は雌に危害を加えるような行動が多くなるので、牡雌を同じ檻に飼うことは危険とされている。しかし、これが成功すれば世界で最初の事例になり、自然の生息地にもどすことがか可能になると、関係者は意気込んでいる。


 7トンの紅紫檀を押収   ( Kantipur より)
2007年6月10日 カトマンズのSwayambuで、警察は約7トンの紅紫檀を積んだトラックを押収した。この輸送にかかわっていた犯人クマール・ラマを逮捕した。犯人はこれを中国へ密輸する途中であることを認めた。


 20トンの紅紫檀を押収   ( Nepalnews.com より)
2007年5月17日 YCL(青年共産主義者同盟)に加盟しているマオイストの家から20トン以上の紅紫檀が押収された。先週9日にも10トン、今週火曜日に15トン、そして今週水曜日も20トンが相次いで摘発、押収されている。これは、中国(チベット)へ密輸する目的で保管していたものである。中国では薬として珍重され、キロ当り2500ルピーで売りさばかれるという。一味のうち14人を逮捕したが、これらは密輸のためインドから持ち込んだと主張しているが、調査のため押収物は森林土壌保全省の事務所に渡された。


 ゴミ収集を再開   ( Kantipur より)
2007年2月21日 カトマンズ盆地のごみ収集が政府とSisdoleの住民との合意により再開された。2週間ぶりに18台の収集車が処分場にゴミを搬入できた。合意内容には、住民の健康管理体制の確立、電力供給計画の早期実施、学校への教師20人の配置、Aath Mile - Bhajyan Pokhari間の道路建設、獣医のいる家畜病院、廃棄物管理に関する法整備等に100万ルピーを予算化することなどが盛り込まれている。カトマンズのゴミは日量で350トンであり、現在4,500トン以上のゴミが市内に散乱しており、これらを処理するには少なくとも1週間はかかると見込まれる、と市職員は語っている。


 ゴミの悪臭に抗議して座り込み   ( Kantipur より)
2007年2月20日 カトマンズの地域開発省前では、ごみ収集の中止により市内に散在するゴミの山による悪臭に抗議して座り込みが行なわれた。先週NuwakotのSisdoleの住民とは合意に達したものの、隣接するDhadingのChatredeuraliの住民も同様の要求を掲げてゴミの搬入を阻止する行動に出たため、市内のゴミ収集は未だに再開されていない。このため市当局は、この要求を拒否すると共に盆地内の他の場所を新たな処分場として使用することを検討し始めた。それはJeetpurphediで、ここの実地調査は既に済んでおり、住民説明も終了しているので、早ければ明日からでも処分地を変更することができる、と市職員が説明している。


 首相はゴミ問題の解決を大臣に指示   ( Nepalnews.com より)
2007年2月20日 カトマンズ市当局とゴミ処分場付近住民の合意にも係わらずカトマンズのゴミは依然として収集されず12日間市内に放置されたままになっている。このためコイララ首相は、担当大臣であるPandey氏に対して、問題の解決を早めるよう指示した。一方マオイスト派は、ゴミ管理体制の非効率をアピールするために官庁前にゴミを投棄する計画だという。


 Sisdoleゴミ処分場付近住民と行政が合意   ( Nepalnews.com より)
2007年2月16日 NUWAKOT地区Sisdoleの廃棄物処分場付近の地域住民と政府およびカトマンズ市当局との一周間に及ぶ協議は、ようやく合意に達した。この間カトマンズのゴミは収集されず市内に山積みにされたままになっていた。合意内容は6項目におよび、政府が委員会を設置し、その委員会の調整に従って市がごみ処分を適正に行うこととし、政府は地域振興策として電力の供給、農業や畜産技術の指導、住民の健康管理、道路予算の重点配分等埋立地法の適正履行を約束し、合意に達した。


 米国大使サイの保護活動を勧告   ( Kantipur より)
2007年2月14日 チトワンを訪れた米国大使は、サイの生息数が激減していることを憂慮してその対策に関する国際協力を呼びかけた。インド国境付近に分布する11ヶ所の保護区における貴重生物、特にサイの保護活動をする計画に対してUSAID、米国政府人道支援、世界野生生物基金が協同で積極的に資金援助することを約した。