ネパール環境の話題 ’02

掃除人のための託児所   ( Rising Nepal より)
2002年12月28日 道路の清掃をする掃除人の中には子供を背負って仕事をしている女性が多いが、これは作業性を悪くするだけではなく子供の健康にもよくない。そこでカトマンズ市当局は、彼女立ちのために託児所を設けて、子供を預けることを義務付けた。


 清掃キャンペーン   ( Kathmandu Post より)
2002年12月28日 カトマンズのMATATIRTHA AND MAHADEV 地区開発委員会は、MATATIRTHA寺院の中のビニール袋や瓶などのゴミを収集し処分した。今後は毎土曜日呉とに清掃をすることが決められ、また参詣者がプラスチック類を寺院内に持ち込むことを禁止した。


 生物多様性保全に5万ドル   ( Kathmandu Post より)
2002年12月25日 BAITADI地方の GWALLEK森林において2,571ヘクタールの生物保全区域の拡大を図り、生物多様性の確保と森林保護を進める計画に対してUNDPは、5万ドルを拠出する。この資金の50%は融資資金の原資として,10%は種の資金、15%は人材育成、残り25%は管理費用に充当される。


 環境デモ   ( Nepalnews.com より)
2002年12月25日 BAITADI地方の GWALLEK森林において2,571ヘクタールの生物保全区域の拡大を図り、生物多様性の確保と森林保護を進める計画に対してUNDPは、5万ドルを拠出する。この資金の50%は融資資金の原資として,10%は種の資金、15%は人材育成、残り25%は管理費用に充当される。


 薬用植物の保存   ( Kathmandu Post より)
2002年12月15日 カトマンズで、ヒマラヤを擁するアジア各国から薬用植物の専門化が集まり戦略会議が開催された。5日間のワークショップでは、これら有用植物の持続的管理の重要性が議論された。経済価値の高い一部の薬用植物は絶滅の危険もある、との指摘もあり、環境や他の要因を考慮して人工栽培やその取引等において計画的な政策の必要性が強調された。


 湿地保護を強調   ( Kathmandu Post より)
2002年12月4日 スペインのバレンシアで開かれた湿地保護の国際会議において、ネパールが発言者として選ばれ、国立公園野生生物局の代表が湿地は保護すべきであり、必要な場合は文化的価値を熟慮した開発をすべきであることを強調した。


 政府は環境浄化に関心   ( Kathmandu Post より)
2002年12月4日 カトマンズ電気自動車連盟(KEVA)のワークショップにおいて、労働運輸環境大臣のクマール氏は政府がカトマンズでの大気環境が危機的な状況であることを憂慮していると述べた。またUSAIDのドンナ氏はKEVAが国際的にみてもその活動が新しいプログラムの一つを実行していて、カトマンズにおける大気汚染縮減に貢献していることを高く評価した。


 越境大気汚染の監視   ( Kathmandu Post より)
2002年12月1日 カトマンズで、国連の環境計画アジア太平洋資源局がインドとの国境近くのRumpurにおいて20,000ドルを投じて大気汚染監視局を設置し、ネパール政府はこれに協力している、と発表した。これは国境を超えて大気汚染が拡散する状況を把握することが目的で、ニ酸化硫黄やニ酸化窒素などの微粒子を観測するのだが、これらはインドの火力発電所などの影響が予測されるが、逆にネパールの汚染がインドに及ぶ場合もあり得る。これらの汚染物質は、酸性雨の原因となり農産物や森林に悪影響を及ぼす。


 生ゴミ管理徹底を強調   ( Kathmandu Post より)
2002年11月16日 カトマンズで生ゴミの堆肥化についての講習会が開かれた。これは Leo Club という団体が主催したもので、参加者は学校の先生や主婦など50人ほどで、箱に入れた生ゴミが2,3ヶ月で堆肥になる方法を学んだ。主催者によると、カトマンズのゴミの70%は堆肥化できるものであり、その分ゴミを減らすことができる、という。


 テライの水に高濃度の砒素   ( Kathmandu Post より)
2002年10月4日 ネパール化学会主催の「飲料水中の砒素問題への取り組みと解決」でネパールにおける砒素問題を話し合った。席上RONASTの技術者は国民の29%が0.01mg/l以上の砒素を含む飲料水を利用していること、その半分以上の約100万人が0.05mg/l以上の高濃度の水を使っていると述べた。インドやネパールでは、基準値を0.05mg/lと規制しているが、WHOでは0.01mg/lと厳しい値で規制している。調査によれば、このような井戸の分布は洪水常襲地帯で多く見られ、プレモンスーンの方がポストモンスーンよりも高濃度である傾向もつかめた。また素掘りの井戸は、ポンプよりも低い濃度であることがわかった。


 湿地の環境価値   ( Kathmandu Post より)
2002年9月19日 カトマンズで世界自然保護機構の湿地保全に関するセミナーが開催された。湿地は水環境を中心として生物多様性を維持する上で重要な位置付けをもつものである。これは経済的な価値としても高いものであり、間接的に経済発展に役立っているので湿地を含む水管理全体が生態系維持のために重要だ、とする報告があった。


 生物多様性会議終わる   ( Kathmandu Post より)
2002年9月11日 バルディアで開催されていたインドとネパールの国境付近での生物多様性を検討するテライ地区自然境界(野生保護)計画の会議は終了した。両国の国境をまたぐ保護区を11箇所指定することにより、生物の多様性を維持することに役立つものとして期待されている。このことを国民に広く知ってもらうことが重要だとの認識に立ち、教育、普及活動に力を入れることも話し合った。


 普及しないバイオ・ガス利用    ( Kathmandu Post より)
2002年8月19日 カトマンズで開かれたバイオ・ガス促進グループの会議で、政府は第10次の計画では20万台のバイオ・ガス・プラントを設置する予定であると提案した。この装置の普及は、薪によって乱伐される森林の保護に役立っている。これまでオランダの援助で約9万台の設備を完了し、90%は順調に稼働している。しかし今後は電気のない不便な山岳地域で、このプラントを短期間に多数設置することは困難な作業である。 


 地球温暖化の影響に対する認識不足  ( Kathmandu Post より)
2002年8月28日 地球温暖化によって引き起こされる地域の問題、特にヒマラヤ地域での氷河の融解による氷河湖の爆発的洪水には大きな影響がある。クンブーのイムジャ湖、マナンのトゥラギ湖、ドラカーのツォ・ロルパ湖などが最も危険である。調査の結果、他にも無名の氷河湖で危険なものが発見されている。ヨハネスブルグの地球環境サミットにネパールが参加するならば、この点を強調すべきとの意見がある。


 バグマティ川フェスティバル    ( Kathmandu Post より)
2002年8月19日 カトマンズで、第二回バグマティ川フェスティバルが開催された。これは、芸能人やプロのカヤック選手などが参加し、10台のいかだで子供らを乗せて川下りするもので、環境保護団体とその友人たちによって組織され、環境に関心を持たせることを目的にしたイベントである。


 飲料水の水質改善    ( Kathmandu Post より)
2002年8月15日 KALAIYAでは、ネパール赤十字の仲介で、政府と非政府機関とを一堂に会した飲料水の水質に関する会議が開かれた。Bara、 Parsa、 Rautahat、 Neawlparasi などの地域では、砒素含有量が許容量を超えてかなり高いことが報告された。またこうした水が灌漑揚水としても利用されていること、その対策の必要性が協議された。


 環境教育ワークショップ    ( Kathmandu Post より)
2002年7月29日 ICIMODは、情報通信技術を使った環境ワークショップをカトマンズで3日間開催する。LearnZと名づけられたこのシステムは、ニュージーランドで始まったオンラインの環境教育システムで、国連の国際山岳年の事業の一環として行われるもので、科学者や教育者など22人が参加する。山岳地域を広く保有するネパールにとって、地理的特異性による自然的文化的特徴をもっている。この点を環境教育に活かすことで有意義なものとなりそうだ。


 財政難が環境プロジェクトを停滞させる   ( Kathmandu Post より)
2002年7月29日 ポカラでは、環境改革計画が進行中であるが、アジア開発銀行がこの計画に付いては、5年前の融資案件とは別物であるとして難色を示した。このためゴミの埋立地と下水処理施設の工事が遅延している。その原因は、地権者住民の反対にあってアクセス道路の設計が大幅に変わり、工事も遅れた。さらに予算も超過することとなったが、銀行はこの追加融資に難色を示している。今のところ道路は70%、埋立地の造成は60%、下水処理施設は30%の完成率である。


 遅れる公害税   ( Kathmandu Post より)
2002年6月25日 政府は、過去3年間に1億8千万ルピーの歳入欠損があり、これに悩まされてきた。この解決策としてガソリンと軽油に対してリッター当り50パイサの公害税を課すことを決定していた。しかしこの資金は本来環境保全のために利用されるべきものであるとする人口環境省と予算管理する大蔵省との間で意見が対立し、具体的な導入が遅れている。政府はこの課税によって年間約6千万ルピーの増収を見込んでいる。


 農薬の過剰使用   ( Kathmandu Post より)
2002年6月15日 HETAUDAで開催された地域農業開発事務所のセミナーで、通常では1ヘクタール当り142グラム使用するべき農薬をMakwanpurkの野菜畑では、3020グラム、穀物の耕作には2540グラムと大量に使用していたことが報告された。さらに一部の農民は、使用禁止になった農薬を使用していた事例もあるという。


 ポカラのゴミ   ( Kathmandu Post より)
2002年6月15日 ポカラでは、都心部のゴミの収集が1週間行われず、各家庭にはゴミがたまって悪臭を放つようになった。市当局は、臨時のゴミ捨て場を確保しているというが、これはセティ川の川岸で、環境保護団体の人々は最悪の場所だと指摘とている。しかし行政側は、Wanchhewudhuawaに恒久的な廃棄物処理場を建設する工事がまもなく始まることを強調した。


 腸チフスに汚染された水 ( Rising Nepal より)
2002年6月9日 Bharatpur市のネパール飲料水公社が供給する飲料水に、腸チフス菌に汚染された水が混入し、患者が発生した。患者発生地域の4箇所から採水して試験をした結果、2箇所の水が菌に汚染されていた。水道原水には汚染がないので、当局は配水管の一部の破損個所から汚染されたと推定している。


 ゴミ管理の研修   ( Kathmandu Post より)
2002年5月22日 Kathmandu Valley Mapping Programme (KVMP)は、家庭ゴミから肥料を作る研修会を20人以上の主婦を集めて開催した。主婦たちが自宅で堆肥を作るための箱の必要性を主催者は強調した。かれらはその箱の提供を含めて、ゴミ管理の問題について他にもいくつかの計画を進めている。


 ラニポカリで魚の異常死   ( Kathmandu Post より)
2002年5月17日 カトマンズの中心部にあるラニポカリで、200〜300匹の魚が一夜にして死んで水面に浮いた。原因は池の水位がこのところ低下しており、魚類の生息密度も多くなっていたことから水中の酸素の欠乏であろうと推定されているが、一部では隣のラトナパークで使われている農薬の流入を疑う専門化もいる。


 大気汚染観測機器の設置  ( Kathmandu Post より)
2002年5月16日 大気汚染観測機器が、デンマークの援助でカトマンズ盆地内に7台設置されることになった。そのうち3台はカトマンズ市内に、パタン、バクタプール、ティミ、キルティプールにそれぞれ1台を配置する計画である。


 ごみの不法投棄に罰金  ( Kathmandu Post より)
2002年5月10日 カトマンズ市当局は、ゴミの不法投棄に対して罰金の徴収をするとともにその名前の公表に踏み切った。全部で20人で、罰金総額は15,764ルピーであった。このうち大口はPilgrim書店4,000ルピー、空港のShiba Bahinyaが2,500ルピー等で、その他に歯科医、レストラン等の事業所があるが、一般の市民も含まれている。市当局はこれによって市民のゴミに対する規制の正しい認識を促す効果を期待している。


 調理くず増加を懸念  ( Kathmandu Post より)
2002年5月9日 USAIDは、カトマンズのごみに関するワークショップでごみを川原に投棄することを即時中止を呼びかけた。また他の環境専門化は、ごみの大半は有効利用できるものであるが、政府の無策とテクノロジーの欠如で、ごみになっいてると指摘している。カトマンズでのごみ質は有機廃棄物67%、プラスティック11%、紙9%、建設廃材5%、繊維4%、ガラス2%、金属1%、などである。中でも調理廃材(生ごみ)の量が目立って多く、問題である。


 持続可能な発展の基礎は環境 ( Rising Nepal より)
2002年5月7日 最高裁長官は、人口環境省と世界野生生物基金によって開催されたワークショップにおいて、法律法とその導入について講演し、環境保護のために持続可能な発展のためには、法的な制度の導入のスピードアップを図るべきだと主張した。


 地球の日を祝う  ( Kathmandu Post より)
2002年4月22日 世界規模で実施されている地球の日の行事がカトマンズでも挙行された。10校以上の学校から200人以上の生徒が参加して、さまざまなイベントが開かれ、母なる地球の意義を学び、環境汚染の防止がいかに大切かを語りあった。また資源の節約で持続的な発展を将来にも確約できることが現在の人々の責任であることを自覚することを誓い、この日を祝った。


 ペワタールへの汚水放出禁止  ( Kathmandu Post より)
2002年4月8日 ポカラの上級裁判所は、ペワタールに下水を流すことは公共の利益に反するとして市当局を相手に市民が上訴した件で、汚水の流入を即時停止するよう判決を下した。どうしても湖に排出するのであれば、処理を完全に行った水に限ると市当局に命じた。


 公園(ラトナパーク)の清掃  ( Kathmandu Post より)
2002年4月8日 カトマンズにあるラトナパークで、Nepal Explore という環境保全を目的とした市民団体が園内に散らばっているごみを集めたり雑草を抜くなど、清掃を行った。彼らの主張は最終的に分解しにくいビニール袋の使用禁止であり、市当局が公共施設の清掃に対して役目を果たすべきであることを気づかせることにあるという。


 全国6位の汚染都市ブトワール  ( Rising Nepal より)
2002年4月6日 ネパール環境白書2001によれば、ブトワールが年間9,689トンのごみを排出しており、全国で第6位となった。ティナウ川の川沿いでは,河川敷がごみで汚れている。これとは別に河川水量が減少傾向にある反面、洪水時には急激な増水があり、堤防は破壊の危機にさらされている。これは流域の森林の伐採が進んで保水力を低下させたためであり、重大な問題である。


 エベレストのごみ回収登山  ( Kathmandu Post より)
2002年4月4日 日本人登山家野口によるサウス・コル清掃隊は、約1.5トンのごみをベースキャンプまで下ろす。隊員は日本人三人、韓国人三人、米国人二人、20人のシェルパと技術員6人を含む総勢36人で、総予算40万ドル、5週間の作戦であった。かれらは今度はローツェ側の清掃も実施する。野口によるこの清掃登山はチベット側とネパール側の両方から何回か行われており、すでに処理したごみの総量は1000トンに及ぶという。


 医療廃棄物の管理  ( Kathmandu Post より)
2002年3月25日 カトマンズにあるティーチングホスピタルで、厚生大臣は医療施設から毎日捨てられるごみのうち23%と手術などで使われた器具の3%は伝染病に感染の恐れのあるもので、これらは一般のごみと混ぜないで病院で処理するという規制措置を大臣レベルで検討されていることを表明した。これについて、ティーチングホスピタルはすでに院内焼却処理を実施しているが、他の公的、私的を問わずすべての医療機関にこうした規制に協力するようを要請した。


 路上のごみ箱  ( Kathmandu Post より)
2002年3月20日 カトマンズでは、6月ほど前に市内中心部の26個所に歩行者用のごみ箱を設置した。その結果、約2ヶ月で2個所は盗まれ、70%は錠とチェーンが盗まれた。それでもこれによって道路のごみは少なくなったので、一応の成功であると、行政側は主張していて、さらに20箇所増やすという。また、路上のごみの処理のために使っていた古いトラクターは6台廃棄して、新たにトラックを10台投入した。


 生物に影響している川の汚染  ( Rising Nepal より)
2002年3月10日 Udayapur にある Triyuga川ではバザールを流れる個所で化学物質や家庭排水、動物死体、廃棄物などで汚染されているうえに、川で車を洗ったりするので燃料や油の汚染もひどい。セメント工場から出る廃棄物も汚染原因を作り、農民も牛舎や畑からの汚染を垂れ流している。このため漁民は抗議しているが地方行政では対処できない状態が続いている。


 河川環境に関するドキュメンタリー   ( Rising Nepal より)
2002年3月2日 ネパール技術者協会は、ティナウ川の保全を目的にしたドキュメンタリー映画を上映した。映画は、川沿いの採石場の様子やその影響が河川の擁壁に及んでいること,河川敷がごみで汚れていることなどを紹介し、河川水量が減少傾向にあることが重大な問題であることを指摘している。


 野生生物保護区が水不足  ( Kathmandu Post より)
2002年2月24日 ヘタウダのパルサ野生生物保護区では、水の不足によって野生生物の生存が困難になっている。そこで132戸の民家を移転し、草原と10箇所の池をつくり生息環境を整える計画が進行している。これが完成すれば哺乳類32種、爬虫類13種のうち希少種である10種類の生物の絶滅を防ぐことができると担当者は期待している。


 道路清掃人に死の恐怖  ( Kathmandu Post より)
2002年2月24日 カトマンズでは、マオイストがごみの山の中に爆薬や火炎瓶を仕掛けるようになり、これによる負傷者が出るようになった。このため道路清掃人は恐怖のため仕事を拒否するような事態に発展している。いまのところこれに対する有効な対策はなく、ごみを処理する際には十分用心して処理する以外にはない。評論家によれば、マオイストもついに貧しい人々をもターゲットにするようになって、いよいよ末期的症状に至ったと論評している。


 サーファテンポー崩壊の危機   ( Rising Nepal より)
2002年2月21日 カトマンズではかつて大気環境の悪化の元凶と言われていたディーゼルエンジンのテンポーが電気自動車に置き換えられ、その数は一時600台を超えていたが、ここへきて350台に減少した。その理由は、駐車施設の不備とバッテリー不足によるものである。バッテリーは米国製のものが必要だが、その輸入が不充分なため普通は52000ルピーのものを闇のマーケットで70000ルピーもする。このため200台以上のサファテンポーが走れない状態が続いている。


 進む汚染  ( Kathmandu Post より)
2002年2月12日 シッダルタナガール市内の広範な汚染が2002年をめざして政府が観光地開発しているルンビニに影響を及ぼしている。市内の公衆便所の不足などで道路沿いの汚れがひどいのに加えて、ごみ捨て場の問題がもちあがっている。そこはまさにルンビニの入り口に当る場所で、小川の岸をごみ処分場として、毎日トラック4台分のごみを投棄している。このために水質が悪化し、飲み水どころか水生生物にも悪影響を与えている。改善を求めて地元のNGOが市当局に再三申し入れたが聞き入れられなかったという。


 下水処理施設がもてあます化学物質  ( Kathmandu Post より)
2002年2月3日 カトマンズのバグマティ川に完成したパシュパティナート上流の下水処理場では、処理できない化学物質に悩まされている。それは上流域に点在する工場や医科学校などから排出されるもので、全部で68個所ある。これらは未処理の化学物質を排水に混入したまま下水に放流している。洗剤などは多量の泡を発生させて、浄化処理の妨げになっているばかりでなく、健康に有害である。政府はこれらの施設に対して浄化を義務付けているが一向に改善されない。さらに取締りを強化し、場合によっては操業停止処分にすることを検討している。


 酸素バー開業  ( Kathmandu Post より)
2002年1月24日 カトマンズでもターメルに酸素バーが開業した。従来は患者やスホーツマンを対象にして酸素供給が行われていたが、それを普通の市民に供給しようというものである。開業後45日で外国人や地元ネパール人65人の顧客を得たという。初回は150ルピーだが2回目からは100ルピーで約20分の酸素吸引ができる。酸素は5種類の香りを選ぶことができ、快適なソファーで音楽を楽しみながらリラックスできる。このビジネスは40年前に日本で始まったが、10年ほどの間に大気環境の悪い世界中の都市に広まった。


 危険な農薬の保存  ( Kathmandu Post より)
2002年1月21日 ラリティプールにある農業研究センターの倉庫には中古の農薬が危険な状態で保管されていた。こうした古い農薬はネパールガンジその他の都市でもはっけんされているが、これらは国際環境機関であるグリーンピースによって安全な保管体制がとられた。使用禁止になったこれらの農薬の生産国は90%がインドであるが、他は中国、英国、日本、イタリアである。グリーンピースでは、ヨーロッパでの農薬被害を訴えて、ネパールでの有機農業の普及を促している。


 水質汚濁に悩まされる漁師  ( Kathmandu Post より)
2002年1月5日 ヘタウダでは、従来から川での釣りで漁師が生計をたてているが、Makwanpurの大小河川で新手の漁がなされて困窮している。それは、これらの河川で、最近毒薬を使用して一気に魚を殺して捕獲するやり方が始まったからである。こうした漁の方法はもちろん河川の水質を悪化させるだけでなく、魚自体が毒に汚染されてそれを食する人の健康にとって危険である。さらに下流域の水は飲料することは危険であり、また両生類などの生命にも影響し、最終的には海の汚染につながる。このためこうした違法な漁を取り締まっているが、これまでに逮捕されたのはたった一人だけである。