ネパール環境の話題 ’19 



カトマンズに道路清掃車導入      (Kathmandu Post より )

3月15日 カトマンズ盆地に初の道路清掃車が5台導入された。イタリア製で既に4台が市に納入されている。これは走りながらブラシで路面を掃いてダストを回収してゆくもので、運転手に高度な技術が必要なためインドの技術者を招いて運転手の訓練をしている。これまで人の手に頼っていた道路清掃を機械化することで効率が高まり、市内のダスト問題の解決につながるとしている。と道路幅が8メートル以上の道は1,400キロメートルあるが、このうち1,200キロはすぐに機械による清掃を始め、残りの200キロは道路の改修工事後となる。清掃車のルートはこれから早急に検討する、と市の担当者が言っている。市長はこの機械の導入を最優先の政策としていたが、入札が不調で延び延びになっていたが、ようやく実現にこぎつけた、と述べた。

室内空気環境汚染から解放されるか      (Kathmandu Post より )

2月24日 ネパールでは、伝統的に薪、牛糞、農業廃棄物などを燃料として使っているが、これらが家々の室内空気環境を悪化させ、それによる疾病は深刻で、呼吸器感染症、慢性肺疾患、肺がん、喘息等、様々な病気で年間7,500人が死亡している。一方で、灯油などの化石燃料に依存する割合も高まっている。これらは太陽光、バイオガス、マイクロ水力などの再生可能エネルギーへの転換を図るべきである。地方では、薪の収集や調理は女性や子供の仕事になっており、呼吸器障害も女性や子供に多い。クリーンエネルギーへの転換を急ぐべきである。

Humulaでは気候変動と戦っている      (Kathmandu Post より )

1月5日 ネパール西部のHumulaでは、例年とは異なり目立った降雪がなく日照りが続いて畑が乾燥した状態が続いている。地元民もこの10年間にこのように日照りが続くのは経験がないと言っている。研究者の間ではこれは地球的規模の温暖化の影響とも考えられており、今後の推移を注目するとともに食料の確保に向けた対策の必要性が強調されている。

チトワンでサイが集落に       (Kathmandu Post より )

1月5日 チトワン国立公園の近くの街でサイが徘徊する光景が相次いでいるが、先日は、赤ちゃんを連れた母親サイが目撃され話題になっている。しかし、当局の担当者は子連れのサイは時に獰猛に攻撃する可能性があり、注意を呼び掛けるとともに、サイの公園外への出奔を防ぐ対応に追われている。

ボーダナートから人工照明撤去を      (Kathmandu Post より )

1月4日 ボーダナートのストゥーパが色とりどりの照明でライトアップされていることに対して、環境保護主義者たちは、これはエネルギーの無駄遣いであり、ひいては環境悪化に結び付くとして撤去を求めている。また世界遺産として登録されているのにこんな証明は醜悪だとの意見もある。しかし、観光施設としての顧客サービスという点から撤去に疑問視する向きもあり決着に至っていない。