ネパール環境の話題 ’18 



Kamal Pokariで死魚が悪臭   (Kathmandu Post より )

1月26日 Kamal Pokariで大量に死んだ魚が悪臭を放ち住民からの苦情が殺到している。地域の住民によれば、3日前から魚が死んで浮かび始め、急速にその数が増し、悪臭がひどくなったという。専門家によれば、Rani Pokariの改修工事に伴い、全ての魚をKamal PokariとBalaju Baisdharaに一時的に移動したのだが、今冬の極端な寒さによる水位の低下と水中酸素濃度の低下によって大量死したものという。

気候変動に対処する新しい森林政策   (Kathmandu Post より )

1月22日 政府は、気候変動に対処するための公的権限を地方自治体へ移管する新しい政策を決定した。気候変動による影響は広範囲にわたっており、良い影響、悪い影響等さまざまであり、さらには地域によっても異なる問題を抱えているので、きめ細かな対応をするためには技術的にも資金投入の面でも地域ごとの計画を自ら立案し、実施することが重要だ、との判断から打ち出した政策である。

最高裁が大気汚染を素早くチェックする法令を要請  (Kathmandu Post より )

1月15日 最高裁は、カトマンズ盆地内の大気汚染を素早くチェックするために必要な基準値を定める法律の制定を政府関係機関に要請した。職務執行令状を出した対象は、カトマンズ、ラリトプール、バクタプールの各市を含み、首相、環境大臣、環境省、保健省など14の政府機関である。特に建設工事に伴う土砂の取り扱い管理基準や自動車の排出ガスの基準等を明確にし、それらを順守しない工事や車両の差し止めを行えるようにすることが重要な要件であるとしている。現状は市民の健康に危険な状況が数年続いており、今季も同様である。盆地内の大気環境が一向に改善の兆しがないことに危機感を持っての異例の要請である。

ダスト無しのカトマンズを求めて学生が座り込み   (Kathmandu Post より )

1月12日 ネパールコングレス(NC)寄りのネパール学生連盟が、ほこりなどによる大気汚染によりカトマンズ盆地は住めない街と化していることに抗議するため市役所前で座り込みの抗議集会を行った。特にメラムチ上水道計画に伴う道路工事が盆地内の大気汚染を深刻化させている元凶と指摘し、関係機関との対応策協議を早急に実施するよう求めている。WHOの報告にも市内の大気汚染による死亡が年間9000人に達すると指摘されている。

Rani Pokhariの発掘作業   (Kathmandu Post より )

1月3日 考古学局は、カトマンズのRani Pokhariの発掘作業を開始した。これは、地震により被害を受けたために修復強化する目的で工事を開始する前に考古学的研究を目的に湖底の土層を解析するために行われたもので、3か所で深さ1.1mのピットを掘る行う計画である。この池はRANA時代のもので、その時代の遺跡としてそのまま残すことを主張するグループもあり、修復計画が遅れてきた経緯がある。